夫を支持する神様と妻を支持する神様が異なると言うのは出自が異なれば当然あることなのだろう。
しかし、ここでは新しく登場するのである。夫から見れば今までに見たことも聞いたことも無い神様だったから疑ったのである。それだけのことで「一つ道を行け」「天を治めるに価しない」と妻(神がかりになっている)に言われるのだから・・・
夫の存在とは何だったのか。歴史好きならご存知のように夫が亡くなってから70年もの間、国の主導権を握ってしまう。
この間は天皇が存在しないという歴史上の間隙となっている。記紀の作者や朝廷は気にならなかったのだろうか。皇太子は70歳にならないと天皇になれないのだからな。