ヒメコ塚古墳 (福岡県)
6世紀後半に築造された大型の円墳である。横穴式石室を持ち巨石を用いて玄室が造られている。玄室床には「山」の字を逆さまにした形の排水溝が掘られている。奥壁は鏡石で高さは2mを越える。両側壁は巨石腰石を用いて少しハングしている。天井石も奥壁に引けを取らず1枚岩の巨石である。この古墳は前方後円墳と思われていた。その記録もあるが・・・うーむ。東九州自動車道が真上を通るので削平される運命になった。呰見大塚古墳 は地域初めての装飾古墳だったため保存されている。異なる運命をたどった古墳である。
ヒメコ塚古墳位置(消滅しているので マーカー が無い)
当該ブログの記事は令和6年9月30日から10月17日までである。