小沢代表秘書逮捕の激震走る

政治の世界では何が起こるか判らないものですね。
小沢民主党代表の公設秘書が、東京地検特捜部に政治資金規正法違反容疑で逮捕されました。
外国から不透明な資金を持ち込み、与野党幹部への多額な企業献金したのではとの
疑いで、準大手ゼネコン西松建設を捜査していたものらしい。
政治資金規正法では、政党以外への企業献金や他人名義の献金を禁じて居ます。
小沢代表の政治資金は陸山会を通して受け付けて居ます。
その責任者の公設秘書の逮捕です。小沢代表にとっては大変な痛手でしょう。
今回は小沢代表の公設秘書が西松建設から直接２１００万円献金を受けていながら実際は、西松建設ＯＢが代表を務める「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」と言う、二つのダミー政治団体から受けた様に虚偽の記入をした容疑で逮捕されました。
又西松建設社長は新政治問題研究会の名義で寄附したとしてきました。
同じ様な企業献金を他の与野党幹部にも行って居た疑いが有ると言うのだから、　当然特捜部はそちらも解明して呉れると思います。
そうでないと民主党が流す政治的謀略説が真実のものになってきます。
民主党はカネと政治にあれほど強く追求したのだから、自分たちにも厳しくして
欲しいものです。
何れにしても、公設秘書の政治資金規正法違反容疑ですので、説明責任と矢張り　疑われる行為が有った事に対し管理責任は逃れられないのではないでしょうか？
これで益々国民は政治不信に陥ってしまいました。

東京中央郵便局庁舎建て替えに待った!!

この処「かんぽの宿」売却問題で日本郵政に何かとイチヤモンをつける鳩山総務相が今度は東京駅前の一等地に建つ東京中央郵便局庁舎建て替えに待ったを掛けました。
東京中央郵便局庁舎は昭和８年建設の極めてシンプルなモダン建築の傑作と言われて居ます。
余りにもシンプル過ぎてそこいらに点在する古くさいビルと区別出来ず、判りずらい存在です。
是に比べ、３年後に隣接して建った明治生命会館は華麗な古典主義様式で人目を惹き現在重要文化財に指定されています。
郵政民営化後は郵便局株式会社所有となり、郵便。貯金。保険の代理店を置いて
営業しています。
この東京中央郵便局庁舎の重要文化財に指定の動きは何も鳩山総務相が始めた運動ではない。
郵政民営化後２００７年超党派で東京中央郵便局庁舎を國重要文化財に指定しよう
と言う運動があったが、立ち消えになっていました。
今回の鳩山総務相の重要文化財指定を理由に庁舎建て替えに待ったは、何か
胡散臭さを感じ、回りがイマイチ賛同してない様です。
文化財破壊は国辱だと、孤軍奮闘して居る様は滑稽です。
勿論出来レースとして、利益追求するのは、一企業になった日本郵政ヤムを得ない
事ですが、時期が悪かった。相手が悪かった様です。
地上５階地下１階建ての、壁が落ち築８０年のおんぼろビルを多目的ＪＰタワーと
して蘇えらせ様との計画です。
２０１１年から工事予定の地上３８階、地下４階の高層ビルＪＰタワー(仮称)は　折り紙をイメージしたガラス張りのビルで吹き抜けの多目的スペースで一階は　　勿論自社事業の郵便関係が入り、２階からは
商業施設やオフイスとして利用します。
そして年間２５０億円の賃貸収入を得る算段です。
これはまた単なるおんぼろビルの改築に止まらず、東京駅周辺の再開発に繋がり
経済効果ははかり知れないとソロバンを弾いて居る様です。
今まで重要文化財相当の建物の改築には國は一切口だししてないのに、今回に限り
鳩山総務相が強固に反対するのは、どうも日本郵政が、自分抜き出で事を進めて
居る事に腹を立てて居るのではと、穿った憶測も流れて居ます。
もっと大局的立場で判断して欲しいものです。
本当に重要文化財になる建物なのか？もしそうならば、代替えの建物を提供する
構えがあるのか？
庁舎で働く人にとっては今の建物が良いのか？
時代の流れや、東京駅周辺の再開発問題をどうするか？
色んな問題が絡んでくると思いますので、そう簡単に解決出来ないようですが、
建物の寿命も永遠ではありません。東京駅の一等地に建っているビルです。
意地の突っ張りあいで、潰してしまうのは惜しい気もします。