日々好日

さて今日のニュースは

破壊措置命令下るか?

2009-03-26 08:52:19 | Weblog
北朝鮮が人工衛星打ち上げを4月4~8日に行う旨国際海事(IMC)に通告して 
からいよいよその日が10日近くなってきました。
北朝鮮の北東の山地にある発射地では既にテポドン2号が発射態勢に入って居ると
言うオソロシイ情報さえ聞こえて来て、北朝鮮が本気で発射する気らしい。
GOOGLEの航空写真でそれらしき地点を見てみましたが、どうもシロウトではハッキリ判別出来ません。
この頃の北朝鮮は常軌を逸して居る様に思えてなりません。
命令系統に異変が起きたのではと思えます。
先に米国の人道上続けていた食糧援助を拒否し、韓国を脅したりすかしたりして、
或いは核施設再開、6ケ国協議をちらつかせたり、日本を名指しで非難したりで
この処やる事が目に余る感じで暴走気味です。
これでミサイル発射と言う事態になったらどうなるか?
米国はミサイル迎撃実験で、迎撃態勢を整えています。
日本は明日いよいよ破壊措置命令を発令する構えらしい。
自衛隊法では弾道ミサイルが明らかに日本に飛来する恐れが有る場合は、閣議決定
して防衛相が破壊を命令を出すと82条の2第1項でなって居ます。
また飛来するかどうか判らない場合は事態の急変に備え防衛相が部隊に破壊措置を
命令すると同3項でなって居ます。
恐らく今回は北朝鮮の通告通りなら日本に落下の恐れは無く、3項を適用して警戒
体制を取る事になったのでしょう。
しかし問題は多く有るようです。
国民の人命や財産が脅かされる様な事態になった時、閣議決定して防衛相が
命令する様な生ぬるい命令系統で、緊急事態に対処出来るかと言う疑問です。
前大戦の苦い経験から制服組の独走を防ぐためには、文官統制所謂シビリアンコントロール
を選択した訳だが、果たして上手く行くか?
政府高官の中から、現在日本のMDシステムでは発射された砲弾をピストルの弾で
打ち落とす様なもので可能性はゼロに等しいと極言する人さえ出て来ました。
それでも無いよりましです。
政府は日本海に海上配備型迎撃ミサイル搭載のイージス艦を配備したり、秋田県等
に地対空誘導弾パトリオットの関連装置を運搬出来る様準備し出しました。
燃料タンク等が秋田県沖に落下するのは間違い無い様です。
気になるのは、北朝鮮の通告通り、本当に通信衛星を積んだ人工衛星の打ち上げなのか?
アメリカへの示威行動ではないのか?本当に日本に被害は無いのか?
コチラの心配を無視して、北朝鮮はチャクチャクと発射の秒読みに入って居る感じ
がします。
何事も無い事を祈るのみです。