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09年度補正予算論議解禁?

2009-03-12 09:44:31 | Weblog
今参院で2009年度本予算案が審議中と言うのに麻生首相と大田公明党代表は
長中期的経済対策と言う事で09年度補正予算について話し合い始めた。
84兆円の09年度本予算案も大体成立の目途が立ち、差し迫る雇用不安や企業
倒産の増加にどうしても、ニューデール政策に匹敵する公共事業が必要と判断しての施策と思われます。
ご存じの様に08年補正予算、二次補正予算。09年本予算と併せて75兆もの
経済対策を打ち出して居ますが、今回は本予算を上回る100兆円もの補正予算が
計画されて居ます。
これは一応雇用促進を謳って居ますが、公共事業一色と言っても過言ではない。
小泉内閣時代は、政治改革を主眼に据え、公共事業の徹底排除を行い世間から
総スカンを喰らい、自民党参院完敗の誘因となりました事は周知の事実です。
それから阿倍、福田と公共事業は膨らんで行き、100年に1回の経済不況に見舞われ、
だいだい的に復活して来ました。
今回の100兆円もの補正予算の中身は、雇用を生み出す、大型公共事業の拡大、
港湾や高速道路の整備、新幹線工事や羽田空港拡張工事の前倒し等が挙げられます
一方ではこれは、麻生内閣の選挙目当ての、延命策のバラマキではないかとの
指摘もあります。
その財源は多くは建設国債で賄い、不足分は赤字国債発行で充てる。
又富裕層優遇政策と言われかねない相続税削減の無利子国債の発行や更には、政府
発行紙幣等が検討されて居ると言う。
一気に国債発行の制約が解かれた感じで、益々国家財政の赤字は増える事になりそうです。
これは、今は国家財政の立て直し等云って居る時ではない。思い切った施策をしてこの窮地を抜け出さなければならないと判断した麻生内閣ですが、少し心配です。
民意を問う事が先ではないかと思えてなりません。