日々好日

さて今日のニュースは

銀行の貸し渋りにメス

2009-03-11 09:31:29 | Weblog
カネが動かす世の中なれば、カネが動かなくなったら世の中も動かなくなる道理で
世界中が金融危機に始まる経済不況に苦しんで居ます。
カネの魔力に見せられた、金融界は実体経済とはかけ離れた、架空の世界で、カネを動かし
肥え太って行きましたが、やがてハジケて今日の金融危機を産み出し、それが金融界の
信用収縮を呼び、銀行の連鎖破綻、企業の資金調達に赤信号が点りました。
設備投資等の延期、人減らし、業績低下、不況の蔓延化と、悪の連鎖が始まりました。
今世界中が共同してこの悪の連鎖を断ち切る様に努力しています。
今回日本では金融省が、まず大手銀行等に支援と検査を行い信用収縮を防止し金融円滑化
を図ろうとの方針を発表しました。
6月までに大手銀行や、とかく貸し渋りが多い、地域金融機関に対し企業向けや、
住宅ローン等個人向け融資まで適切かどうか、集中検査を行うと言う。
融資方針等確認し、個別企業や特定業種への融資打ち切りが無いか点検し、悪質な
違反が見つかれば業務改善命令等の行政処分も検討すると言う可成り強行手段を
考えて居る様です。
金融庁や財務局の支局等の検査官が金融機関の本支店に立ち入り財務内容や経営
管理体制を点検するのは、法律で定められている事項です。
決算前後に行われる通常検査。他の金融機関とのコンピュータシステム統合に向けての
準備状況等検査するターゲット検査が有りますが、今回はこれ以外の緊急な特別検査
と云えるではないでしょうか。
又中小金融企業を対象に昨年度末から施行された公的資金注入出来る改正金融機能
強化法の適用を受ける様に、大手銀行や地域銀行や信用金庫・信用組合等に検討
する事を要請した。
またその際國が引き受ける優先株が発行できる様に大手銀行や地域銀行や信用金庫・
信用組合等の定款変更を株式総会で予め定める様に要請しました。
金融機関の足腰を強くすると共に、適切な貸し出しで、企業を支援し、この景気不況を
乗り越えて行こうとの強い決意との事です。