日々好日

さて今日のニュースは

天下り

2009-03-17 08:53:58 | Weblog
昨日参院予算委員会で行われた、民主党議員対霞が関官僚の論争は、色々考えさせられた。
本年度の主な高級官僚天下り先は独立行政法人。公益法人。特殊法人。認可法人は
95法人そのポストは104で1006人もの多さだったと言う。
そこに助成金等の名義で支出される国費は8600億円にのぼると言う。
(メモ違いでデーターに誤りがあれば御容赦を)
国家公務員制度改革基本法の改正では、現行の公務員キャリヤ制度の廃止。民間から中途採用。
高級官僚人事の一元化。官庁システム縦割り制度の見直し。退職高級官僚再就職 問題。ワタリ制度の廃止等々・・難問に挑みましたが、ご存じの様な経過で霞ヶ関の強固な反対に遭いまた現在も続いています。
今問題の高級官吏人事の一元化を図る内閣人事行政管理局は局長の格をどうするか
で揉めています。
内閣官房副長官と同格にするか下に置き管理するか、それとも内閣官房副長官が
内閣人事行政管理局の局長を兼ねるてはとか、霞が関と目下綱引き中です。
また今年動き出した天下り防止の官民人材交流センターも、現行の最後の各省庁
の事務次官までのサバイバル制度を残しては、充分機能しないのは明白の理です。
実際今年の天下りも官民人材交流センターのシステム網目をかいくぐり天下りが
ドウドウと行われている事からも判ります。
天下りは全て悪かと言えば必ずしもそう云えない点もあるのではないか?
長年培った能力を再活用する意味では、大変有効な方法であります。
が、使い方を間違うと官民癒着や省庁の利権の温床化問題。談合、贈賄、汚職等
が横行します。
また、無駄な国費を浪費する独立行政法人、公益法人、特殊法人についても討議
されました。
その天下りの多い国交省直轄の独立行政法人、鉄道建設運輸施設整備支援機構は、
開通の見込みが立たない本州四国九州貫通の、四国新幹線に調査費41億円
がつぎ込まれて居ます。
私達はもっと天下りについて考えねばならないのではないでしょうか。