日々好日

さて今日のニュースは

自治体の非正規公務員

2009-03-07 15:18:50 | Weblog
各自治体は平成の大合併を経験し、何処も職員数の削減と言う問題を突きつけられて居ます。
國の総務省のお役人さんも、事ある毎に合併の成果で如何に経費節減が出来たかを国民に説明しなくてはなりません。
その為各自治体に人員削減を絶えず要求して来ます。
合併したから仕事量が減ったかと言えば、逆に増加して居るのが現状です。
でその苦肉の策が非正規公務員の雇用です。
年額200万円以下の非正規公務員が誕生し、自治体の重要な仕事を任せられ
かろうじて自治体が回っています。
大企業が、正規社員から非正規社員雇用に軸足を替えた情況とまったく同じ情況が
あろう事か日本のお役所の中にまで入って来ています。
いまや役所の半数以上が非正規公務員と言う所まで有ると言う。
通常公務員の給与は賃金として計上されます。
しかし非正規公務員は物件費として計上されます。
非正規公務員は物扱いで、何時でも取り替えの出来る部品扱いです。
年間200万円以下のワーキングプアを救済する役所の職員がワーキングプアでは話にもなりません。
何か如何にも役所だと言う辞令がテレビで照会されました。
それは日当7100円とする。任期は1日。
たった1日の日雇いを雇わなくては、ならない役所の哀れさ、と言うかセコサと
言うか言葉がありません。
かたやお偉いさんは、税金を湯水の様に使い本当にこの國は何を考えて居るのだろうと、
つくづく思います。



AIGと連鎖破綻

2009-03-07 10:56:02 | Weblog
ブッシュ政権が同じ様な金融保証業務を行い、破綻しそうになった、リーマンを 
切りAIGに資金援助を決定し、リーマンショクに繋がったのは周知の事です。
資本額6千億ドルのリーマンと1兆ドルのAIGを天秤に掛けての選択です
そのAIGは度重なる米政府の資金投入に係わらず業務は更に悪化していきます。
米政府は今回更なる4回目の巨額の政府資金投入を決定したと言う。
何故米国大手保険会社に是ほどまで政府が拘るのか不思議にさえ思えます。
AIGは世界の保険業務でトップクラスの実力を持ち、業績を伸ばして来ましたが
何時の頃か、金融業務が主体業務になってきました。
各銀行の貸し出しの保障をすることで手数料を稼ぎ、その資金をサブルライムに
投機していました。そのサブプライムが順番に行詰まり破綻し続けて居ます。
資金が無くなり、銀行の貸出し保障に赤ランプが点り、業務悪化が出だしました。
このままでは銀行の連鎖破綻が懸念され、29年の恐慌の再来が予想されて来た。
前回はサブルライムに始まる資金調達不足が信用収縮を呼び忽ち世界中に波及して
行きました。
世界各国の協力でやっと終息に向かって居ました。
今回は再度の米政府資金投入にも拘わらず、いっこうに好転しないAIGの破綻が
心配されそれが銀行の連鎖破綻を呼ぶのではと憶測が一人歩きして、株価が底の 
見えない下げ相場となって居ます。
余りにも大きすぎるAIG(日本の年間国家予算84兆円を上回る100兆円余り)
米政府が見限る事は無いと思われるが、パーナンキFRB議長がAIGを悪どい
ヘッジフアンドと非難し、何故救済しなければならないのかと疑問を投げかけて
居るので先々は判らない状態です。
もし米国で金融クラッシュと言われる銀行の連鎖破綻が起きれば世界は完全にアウトです。