日々好日

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北朝鮮弾道弾ミサイル発射はあるか?

2009-03-20 09:04:55 | Weblog
北朝鮮が通信衛星と称し、4月4~8日にかけてテポドン2号を発射する旨を
国際海事(IMC)に通報してから急に情勢が慌ただしくなってきました。
北朝鮮は前回テポドン1号は無通告で行い国際間の批判を浴びたのに懲りて今回の
通告と見られます。
これは米朝会談を有利に進める為の北朝鮮の陽動作戦と見られて居たが、この処の
発射場付近の様子からみて、どうも本気で発射するのではと見られる様になった。
米国は弾道弾ミサイルに何が積み込まれても、協定違反だから迎撃する構えで今回
ハワイ沖でミサイル迎撃実験を行い実験に成功したと発表しました。
北朝鮮はミサイルの迎撃は直ちに宣戦布告と見なすと強気の姿勢を崩しません。
また北朝鮮は米国が行っている人道上の食糧援助物資の受け取りも拒否し、対決 姿勢を強めて居ます。
是に対し米国クリントン国務長官はミサイル発射が起きても6ケ国協議早期再開を促して直ちに報復は考えてない旨様子を見ると発表しています。
中国も胡錦涛国家主席が訪中の金英逸首相と会談し、暗にミサイル発射を思い止まる様に働きかけたと言う。
しかしメンと向かって中止を促す様な事はしなかったと言う。
世界が腕白坊主のヤンチャ振りに手をこまねいて居る様な感じです。
もしミサイルが発射されると日本領土を越える事は間違い無い事実です。
その場合補助タンク等が秋田沖の日本海と太平洋の小笠原諸島付近に落下するのではと予想され北朝鮮も危険区域と通告したという。
日本政府はもし日本の領土領海に侵入し落下物が国民の財産や生命に危険を与える
恐れが有る場合はMDシステムを作動させて迎撃する構えを見せています。
イージス艦配備の海上配備型迎撃ミサイルSM3やトレラーで移動可能な地対空
誘導ミサイルのパトリオット等で迎撃する構えであるが、性能の程は判らない。
全く迷惑な話です。
防衛省は仮定の話はしたくないと言いつつも防衛省東北防衛局に青森。岩手。秋田
宮城。山形。福島の各県の危機管理担当官を呼んで説明し対抗策を要請したとか。
2007年に決まった全国瞬時警報システム(J-ALERT)これは防災無線や人工衛星を利用して気象庁や首相官邸が災害やテロ等の警報を流すシステムですが、今回の東北地方は殆ど未設置で機能しない事が判ったと言う。
全くお淋しい限りです。
もっともこの全国瞬時警報システム(J-ALERT)は、愛知県で起きたミサイル発射の誤作動騒動等で信用されなくなって来ては居ますが・・・
今回の北朝鮮の弾道弾ミサイル発射に対し、過剰反応は厳に慎むべきですが、起こりうる最悪の事態は予想し対処する必要があるのではないでしょうか?