日々好日

さて今日のニュースは

北朝鮮衛星(?)打ち上げ通知

2009-03-13 08:46:48 | Weblog
この処北朝鮮を取り巻く雲行きがアヤシクなって来た。
韓国の政権交代による政策の転換、頼みにしたオバマ新政権も何かはっきりしない
と感じた北朝鮮はとっておきの、「テポドン」発射で脅しをかけて一気に対決気運
を演出して来た様です。
北朝鮮は人工衛星と主張して長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を日本海向けて
発射すると国際海事機関(IMO)に通知して来た。
しかもそれは人工衛星「光明星2号」打ち上げとなって居て、北朝鮮は試験通信衛星として
打ち上げると必要資料等も併せて提出した。
是では、国内に墜ちると判っていても、仲々迎撃するには勇気が要ります。
国内法では、例え衛星であっても国民の生命や財産に被害を及ぼす物体は邀撃
出来る様になって居るが、果たして今の政府にそこまでする度胸があるか?
一応海上配備型邀撃ミサイル「SM3」装備のイージス艦を数隻日本海に配備して
おり又地対空誘導弾パトリオット「PAC3」を司令室のある入間基地から邀撃
命令が出せるようトレーラに搭載して首都圏4ケ所に待機してあると言う。
テポドン2号は射程距離が4300~6000キロと見られ成功するなら米国の
アラスカ州にまで達すると言う。
前回の1998年のテポドン1号による光明星1号は事前通知無しで、発射して
非難の声が起きしかもミサイルの一部が日本列島上空を飛び越え太平洋に落下した。
こうもやすやすと日本の上空を越えられると言う事に恐怖を覚えた、日米は俄に
MDシステムを見直して体制かためをしました。
今回の「テポドン2号」の衛星を搭載する一段目のロケットは日本海に、二段目は
北太平洋に落ちる予定と言うが、前回の発射は失敗だったと言う事から押しても
日本の国内に誤って落下する可能性は捨てきれません。
その場合、日本政府や日米のMDシステムがどの様に判断して、対策をとるか
まさに試される時が来たと言う感じです。
弾道ミサイル等に対する破壊措置法の初適用になるか、政治決断が待たれます。
打ち上げ期間は4月4~8日と有るがその間日、米、韓、中の対応がどうなるか?
一番問題なのは中国の対応だと思います。
通信衛星として認め応援するか、それとも国際世論と同じ批判の立場に立つか?
それにしても「光明星2号」は本当に通信衛星なのか?
それとも衛星に見せかけた、長距離弾道ミサイル発射で、単なるオドシに終わるか?
まだ残された期間はあります。
世界の英知を結集し、無駄な争いは出来るだけ避けたいものです。