日々好日

さて今日のニュースは

北朝鮮ミサイル発射誤報について

2009-04-05 08:26:16 | Weblog
今日本は経済問題等はそっちのけで、北朝鮮のミサイル発射のニュース一色です。
今回北朝鮮の光明星2号と称する人工衛星の搭載したテポドン2号改良型ミサイル
打ち上げ情報に踊らされ、余りにも過敏過ぎる反応が、度重なる誤報を産み大失態をヤラカシタ。
日本の防衛は任せておけと大見得を切った防衛省に国民の信頼は一度に醒めてしまった感じです。
一回目は自衛隊から出た不確かな未確認情報で、住民に誤報が流され20分後に
取り消されました。
その1時間後に、またまたレーダーが探知した日本海上空の航跡を早とちりでミサイル発射と判断し
発表してしまい、5分後に誤報と取り消しました。
すでにEmーNetで流されてしまい後の祭りと言うなんともお粗末な次第です。
FAXで情報を貰った市町村の中には防災無線で住民に伝達し取り消した所も
あったかに聞く。
発射情報は、遙か3万6000キロ上空、米国の早期警戒衛星「DSP」と言う 静止衛星が発射時の
赤外線を感知し米国コロラド米軍施設経由で在日米軍司令部から日本の防衛省に伝えられます。
ただ早期警戒衛星「DSP」の信頼性は余り無いと言う噂もあります。
もう一つのルートが自衛隊の情報です。イージス艦等日本のMDシステムからの情報です。
今回の二回目の誤報騒ぎは、自衛隊が試験的研究のため千葉に設置して居る警戒
管理レーダーFPS-5所謂ガメラ探知機が日本海上空の航跡に反応した事から起きました。
当然担当官は全てを確認して判断する重要な任務です。
戦争開始のスイッチを押すに等しい重い責任が負わされます。
今回は再度確認の不徹底、思い違い、早とちり等・・
最悪の条件が重なり不手際を出した様です。
担当官の素質の問題もさる事ながら、我々日本人に巣くって来た平和ボケが一番の
ネックではないでしょうか。
我々は、國あっての経済であり、生活であると言う大前提を平和ボケですっかり忘れて居る様です。
恐らく今回の大失態で日本ももっとシッカリした防衛体制を持たなければならない
その為にはもっとカネをかけて、シッカリした迎撃ミサイルやMDシステムを持
たなければならないと言う一部の声が高まる恐れが出てきました。
しかしいくら最新鋭の武器や機器を装備しても運営するのは人間です。
シッカリした自衛隊員を育てるのが大事な問題と思えてなりません。

蛇足
今回の北朝鮮が言う通信衛星を搭載した人工衛星発射には、数多くの疑問が有ります。
ミサイル発射は発射すれば終わりですが、人工衛星発射の場合軌道に乗せるために
軌道修正の地上制御施設や膨大な受信施設が必要ですが、今回はそう言った施設が
見あたらない事からも、長距離弾道ミサイルの実験と見るのが至当と思われます。
是は米国に対する力の誇示であると同時に、イラン等核兵器が欲しい國への威力
を見せる為の実験と思えます。
従って失敗は許されません。慎重になり今回初日の打ち上げ延期ではとの憶測が
専らです。実験は必ず有るでしょう。
しかし金日正の痩せこけた姿を見ると何か可哀想な気もします。