日々好日

さて今日のニュースは

国立メディア芸術総合センター(仮称)

2009-04-29 18:14:50 | Weblog
14兆円の補正予算案がいよいよ審議開始される様になった。
今回のこの補正予算案はどうも、急ごしらえの場当たり的、玉石混交の予算が目に
付きます。
今回の補正予算案編成の折、各省庁は急遽予算提出させたとの、お粗末な経緯が 有ったとか専らの噂です。
確かに、補正予算案には適切な良い政策が盛り込まれているが、疑問に思える政策
が散見されます。
例えば子育て支援策のなかで、「子供と家族応援手当」は、何故か1年限定の支援です。
小学校入学前の3年間の子供に3万6000円支給等はどうもバラマキの疑い
が多い感じです。
中でも一番のクダラナイ政策は、文化庁提唱の国立メディア芸術総合センター (仮称)ではないでしょうか。
幾ら麻生首相がアニメ好きだからと、補正予算案の中に建設費117億円を計上
し11年度完成を目指すとは、余りにも露骨な迎合に見えます。
117億円あれば、介護や医療、教育等に幾らでも有効な使い道はあると思います
構想は延べ床面積1万平方メートルの敷地に4~5階建ての箱物を作り、館内に
スクリーンを備え常設企画展示を行う。
アニメの人材育成のため公開講座を実施する。
運営は独立行政法人国立美術館が外部委託し、入場料1億5000万円を見込み
企業協賛金や関連グッズ販売、イベント会場の使用料で運営費用を賄うと言う。
どうも何故この様な企画に国費をつぎ込むのか疑問に覚えてなりません。
厚労省の所管の独立行政法人雇用能力開発機構の「私のしごと舘」で赤字が出て
あれだけ叩かれたのに又懲りずに、巨額の国費を投じ箱物を作り、民間でやれる
事に何故補正予算を振り向けなければならないのか?
どうも私は腑におちません。全くのムダな出費に思えてなりません。
即刻この様なクダラナイ政策は止めて頂きたい。
ムダな箱物。ムダな政策。誰が喜ぶのか?