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集団的自衛権行使の見直し?

2009-04-24 09:42:56 | Weblog
日本には、集団的自衛権は「持っているが行使出来ない」と言う奇妙な政府解釈が存在します。
北朝鮮弾道ミサイル発射。ソマリア沖自衛艦警護派遣。等々日本を取り巻く情勢は
めまぐしく変化して来て居ます。
麻生首相は是に対応出来る様に集団的自衛権行使の見直しに向け動き出した。
阿倍内閣時代の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」略して「安保法制懇」の出した報告書について検討を始めました。
安保法制懇の報告書は、公海に於ける米国艦艇の防護。米国を狙った弾道ミサイルの迎撃。
国際的平和活動に於ける武器使用。
国連平和活動PKOでの他国部隊後方支援等々、今将に日本が直面して居る問題について明快な回答を述べて居ます。
政府が集団的自衛権の行使を認める様に政府解釈を変更すれば現憲法のまま実施 出来ると報告して居ます。
海賊対処法案は衆院を可決通過しました。この法案が成立すれば、現在請われる
ままやっている外国船舶の護衛がドウドウと出来ます。
又武器使用基準も緩和され、海賊船へ威嚇射撃も可能になってきました。
これで充分に警護の任務が果たせると安堵の胸を撫で下ろす向きも有るやに聞く。
米国ベッタリの国防は、反面米国との心中を意味します。
また弾道弾ミサイルの迎撃は一歩間違えると宣戦布告と取られ兼ねない事態を引き起こす可能性があります。
国際的平和活動に於ける武器使用にしても、攻撃されれば当然反撃すべきで、これがまた大きな紛争の元になりかねない事も有り得る事です。
米国に次ぐ世界経済大国と一応言われる今、日本はただ単なる傍観者という立場は
許され無くなりました。
国際協力無くしては日本がたち行かなくなった事も事実です。
当然海外派遣の機会は今後増えて来るでしょう。
他国支援が、いつの間にか自らも戦争に巻き込まれ、外国から侵略ではないかと 白い目で見られる事態が起きかねない可能性もあります。
私達の生命や財産を政府は守る義務があります。その為には当然それ相応の力が
必要です。
私達の人生でも売られた喧嘩は、買わねばならない時が必ず起きて来ます。
降りかかる火の粉は払わなければ不可ない時が必ず有る筈です。
友がやられて居るならば、当然助けるのが人としての道です。
是を平たく言えば「集団的自衛権」でそう難しい問題ではないはずです。
がご存じの様に前の大戦で手痛い目にあった日本は憲法で、全ての戦いを禁じてしまいました。
しかし世の中そんな甘いものではありません。
そこで色々政府見解が出てきて、何とか緊急避難的なものには、立ち向かうだけの理由付けをしたものです。
國が有って国民が有るのだと言う考え方、いや国民が有って國が有るのだと云う 考え方、どちらも正しい考え方かもしれません。
日本は戦争放棄したのだから、どんなにやられても、例え他国の奴隷になり下がっても個人として生きられれば良いと、極言する人も居ます。
いや大和民族の誇りの為なら死んでも構わないと言う人達も居ます。
私達はこの大切な国防に封印して時を過ごして来ました。
本当にこの日本を、どうするのだと言う事を、真剣に討議する時が来たのではないでしょうか?