日々好日

さて今日のニュースは

対北朝鮮議長声明で決着?

2009-04-11 20:40:26 | Weblog
今回の北朝鮮のミサイル発射はミサイルの発射実験で力の誇示とハッキリ判って いても、ロシアや中国が人工衛星の打ち上げだったと言えば日本が幾らシャカリキにわめいても相手にしてくれません。
それに北朝鮮はチャッカリ、ロシアと中国米国に人工衛星打ち上げを事前に通知
して居たと言うニュースさえ流れて居ます。
北朝鮮の国連決議違反で強い制裁を盛った安保理の新決議案はとうとう中露の強いガードが崩せず、
あれだけ頼りにしていた米国さえあっさり6ケ国協議を重視して一段下の議長声明
で事が決着されそうです。
北朝鮮の思う壺にはまり、日本外交の敗北です。
したたかな、北朝鮮外交や中国外交、それに狡猾なロシア、国益優先の米国に
もみくちやにされたのがこの結果の様に思えてなりません。
日本はカネだけは出させられ、口は余り出せて貰えないようです。
大きな口をきく中国やロシアはカネは出さずに、権利だけはチャッカリ主張する
様です。
一日も早く、国連改革を行い、常任理事国に選任されたいものです。


臓器移植法改正案採決か?

2009-04-11 09:41:28 | Weblog
日本の厳しい臓器移植法で命の保障を立たれた患者は海外に臓器移植を求めて渡航
手術を受けるケースが増えて来ました。
特に日本の法律では15歳未満の臓器提供は禁止され、手術を受けられず、やむを得ず外国で手術を受けなければならないのが現状です。
処が外国も移植出来る臓器は稀少で、自国民を犠牲にしてまで何故日本人に移植せねばならないか?の問題が浮上してきました。
自国の患者は自国で移植すべしと言う声が高まりました。
是を受けWHOは5月の総会で渡航移植の規制強化を打ち出す方針となった。
今の法律では臓器移植を受けられなくなり命を落とすの事は目に見えてきました。
是に対応すべく議員立法の臓器移植法改正案が今国会で採決される可能性が出て
来ました。
改正案は、まず国内の子供の移植が出来る様に、臓器提供の年齢制限を設けない案と年齢制限を引き下げる案、逆に脳死定義を厳格化する3案です。
何せ臓器提供には個人の生命倫理観と密接に関わる問題です。
例えば亡くなった自分の可愛い子供の遺体を切り裂いて、臓器を他人に喜んで提供
出来る親御さん果たして何人いるでしょうか?
自分には我が子の臓器提供申し出の自信はありません。これが殆どの親ではないでしょうか?
幾ら法を改正しても人の生命倫理観を替えなければとも思えます。
日本で昭和31年初の腎臓移植が行われ2006年には1136件もの移植手術が
行われて居ます。
また昭和39年肝臓移植手術が行われ2006年で510件もの移植手術が行われたと言うデーターがあります。
米国での同じ2006年、肝臓移植手術は6600件もの多さです。
一方昭和59年日本人初の米国で心臓移植手術を受けてから2007年日本でも
10例を行う様になりました。海外渡航移植は7件です。
米国は同年2240例というデーターがありますが、日本人ドクターが米国で技を
磨くのは常識となり今では、心臓移植手術は世界でもトップクラスと言われる様に
なった様です。
平成9年日本では臓器移植法が成立して飛躍的臓器移植手術が増えました。
臓器提供は脳死ドナーの提供のみと誤解されがちですが、適合すれば親子や他人
からの提供が多いと聞く。
勿論日本で脳死ドナーの提供臓器移植手術は臓器移植法が成立後81例が記録されて居ますが、生存者も多いがまた死亡者も結構多い様です。
中には臓器移植手術に臓器取り出し後中止された症例が多く見受けられます。
これは医学的に不適合もあるが、提供者との問題も可成り有ると言う。
現在日本で臓器移植手術後の最長生存者は27年11ケ月と言う。心臓移植手術を受けた16227名の3ケ月後生存率89・5%。5年後の生存率72・1%です。
可成りの高率で生存が保障される様です。
費用問題ですが、日本では心臓手術料1千万円心臓採取術料50万円等合計で
なんやかやで、5千万円以上が常識らしい。
これが海外渡航移植となると1億円2億円当たり前で殆どの人が善意のカンパ等に
頼って居るのが現状です。
反面海外渡航移植はカネの威力で日本人が稀少な腎臓提供を横取りすると言われても仕方無い状態です。
特に15歳未満の子供にとっては、海外渡航移植が唯一の命の綱です。
私達は頭では臓器提供の意義を認めて居ますが、死んでまで、臓器提供する勇気は
持ち合わせて居ないのは本音ではないでしょうか。
出来れば救える命は救いたいが、自分もそれに参加せよと言われれば考えてしまい
ます。