世界の貿易資本取引に使用される決済通貨を基軸通貨と言い、世界の現在80%の
対外取引は米ドル行われ各国の外貨準備も65%は米ドルと言われます。
処が米国の金融市場の破綻等で始まった世界金融危機は一挙に米ドルの威信と価値を減らしてしまいました。
ドル一辺倒ではどうにもならない現況が現れて来ました。
次の基軸通貨はユーロをとEUがまず手を挙げました。
世界第二位のドル外貨を保有している中国は、折角ため込んだドルの外貨が目減りしては大変です。
中国は国際通貨基金IMFの特別引き出し権SDRをドルの変わりに国際準備通貨
としてはどうかと提案して来た。
しかしSDRはIMFが持つ国際的準備資産ではあるが通貨ではありません。
これに対しエネルギー資源を利用しての新興国ロシアは、自国で採用している通貨
バスケット制を改良した多通貨バスケット制にし国際的金融機関が発行する新通貨
を提案して居ます。
しかし通貨バスケット制は本来固定相場制で採用されるもので、現在自由変動
相場制採用の國が多い中で威力を発揮出来るか疑問です。
また国際的金融機関が発行する新通貨等夢の又夢でしかない。
今回ロンドンで開かれたG20金融サミットではIMFの改革で資金基盤の強化や
融資枠の拡大、出資比率の見直し等が協議されたが、この新基軸通貨の討議は主な
議題とはならなかった様です。
現在G8の主要国では、ロシアを除いて現在のドルの基軸通貨は容認して居る状態です。
しかし何れドルによるブレトンウッズ体制は行き詰まる事は目に見えています。
新しい時代の基軸通貨には何が一番良いのか、今の処、模索中で先が読めません。
力を蓄えてきたBRICS次第では、米国のドル体制が揺るぐのもそう遠い時代
ではなさそうな気もします。
対外取引は米ドル行われ各国の外貨準備も65%は米ドルと言われます。
処が米国の金融市場の破綻等で始まった世界金融危機は一挙に米ドルの威信と価値を減らしてしまいました。
ドル一辺倒ではどうにもならない現況が現れて来ました。
次の基軸通貨はユーロをとEUがまず手を挙げました。
世界第二位のドル外貨を保有している中国は、折角ため込んだドルの外貨が目減りしては大変です。
中国は国際通貨基金IMFの特別引き出し権SDRをドルの変わりに国際準備通貨
としてはどうかと提案して来た。
しかしSDRはIMFが持つ国際的準備資産ではあるが通貨ではありません。
これに対しエネルギー資源を利用しての新興国ロシアは、自国で採用している通貨
バスケット制を改良した多通貨バスケット制にし国際的金融機関が発行する新通貨
を提案して居ます。
しかし通貨バスケット制は本来固定相場制で採用されるもので、現在自由変動
相場制採用の國が多い中で威力を発揮出来るか疑問です。
また国際的金融機関が発行する新通貨等夢の又夢でしかない。
今回ロンドンで開かれたG20金融サミットではIMFの改革で資金基盤の強化や
融資枠の拡大、出資比率の見直し等が協議されたが、この新基軸通貨の討議は主な
議題とはならなかった様です。
現在G8の主要国では、ロシアを除いて現在のドルの基軸通貨は容認して居る状態です。
しかし何れドルによるブレトンウッズ体制は行き詰まる事は目に見えています。
新しい時代の基軸通貨には何が一番良いのか、今の処、模索中で先が読めません。
力を蓄えてきたBRICS次第では、米国のドル体制が揺るぐのもそう遠い時代
ではなさそうな気もします。