日々好日

さて今日のニュースは

普天間基地移設問題

2010-03-05 09:28:22 | Weblog
懸案の普天間基地移設問題は約束の期限5月が刻々と近まって来ました。

此に対して、連立相手の社民党や沖縄県民の総意が国外移転で強固に主張を譲りません。

又肝心の鳩山首相はとっておきの妙案があるのか沖縄県民の総意に沿って私が期限内に
決着させますと自信満々の構えです。

勿論その様な案があろうはずが無く、回りの岡田外相や北沢防衛相それに平野官房長官が、
ヤキモキしてそれぞれ勝手な発言をし、余計に事が判らなくなり混迷を深めて居ます。

ヤレ県外移転もあり得ると言ってあちこちの自治体に当たり剣もホロロに拒否されて居る。
一方日米合意のキャンプシュワブ沿岸は移設困難となり米政府にすでに現行案断念を伝達
したと言う。

あれだけ日米合意に拘り現行案実施を迫った米政府が簡単に引き下がるとは思えません。

此を超える納得させる代案を示さないと基地移転の問題どころか、日米同盟にも亀裂が、
入らないかと懸念されます。

其処に降って湧いたようにうるま市沖合の津堅島までを埋め立てて滑走を作る案が出て来ました。

勝連町のホワイトビーチにある米軍海軍基地は此までに候補地に上がっていました。
しかし勝連半島南東約4キロに浮かぶ面積1・75平方メートルの津堅島までを埋め立てる
とは思い切った案と言えるのではないか。

うるま市は2005年具志川市。石川市。勝連町。与那城町2市2町が合併して出来た沖縄
中部の第三の大きな都市で人口約12万人です。

うるまとは沖縄言葉で珊瑚礁の事を意味し回りの島々はいずれも珊瑚礁で囲まれて居ます。

勝連町には世界遺産登録の勝連城があって、また浅瀬を埋め立てて作った長い海中道路が
有名です。

私も姉達とレンタカーを飛ばし勝連城や海中道路を走った事が有ります。
南国の美しい海や綺麗な沖縄が蘇って来ます。

話しは飛んで申し訳ないが、この沖合4キロに浮かぶ津堅島はにんじんの栽培が有名で別名
キャロットアイランドとも呼ばれて居ます。

ここには米軍海兵隊の訓練基地があって浅瀬を利用し水陸両用の上陸訓練を行って居ます。

4キロもの海中を埋め立てて漁業や珊瑚礁への影響は大丈夫なのか?

私にはキャンプシュワブ沿岸部埋め立てより深刻な問題が起きそうな気がしてなりません。

この津堅島は人口500~600人位でにんじんの栽培や漁業で生活を立てて居るとか。
又この島は古代人の貝塚等も散在し歴史的にも貴重な島だと言う。

政府は此の津堅島沖合埋め立て案と同時にシゥワブ陸上部分500メートルのヘリ離着陸帯
か1500メートルを超える滑走路を造る案に絞り調整を図るらしい。

何か泥縄式であれがダメならコレでと行き当たりバッタリの策定の様にしか思えないのは、
大変残念です。