日々好日

さて今日のニュースは

生方副幹事長に辞任迫る

2010-03-18 18:48:18 | Weblog
廃止になった政策調査会の復活を目指す会の中心的推進派の一人、生方副幹事長が報道陣を
前で堂々と小沢幹事長辞任を要求する非難をした。

是が頭に来たか高嶋筆頭副幹事長が反発し、小沢幹事長室の中から批判するとは何事だと
生方副幹事長の辞任を求める発言をしました。

この頃内閣支持率は4割を切り、閣内で指導力不足が云々されだしとみに発信力を失い
つつある鳩山首相です。

一方、資金管理団体収支報告書虚偽記載事件で不起訴になり、参院選で過半数獲得に向け
益々精力的に動く小沢幹事長、権力集中化が進み面と向かって刃向かう者が居ない状態
でした。

そこに足もとの幹事長室の中から造反者が出たのだから其れは大騒動になります。

現在の党内の態勢は生方副幹事長は辞任すべきとの方向にまとまって居るらしいが、
依然として小沢幹事長体制を快く思わない派が存在し危険な爆弾を抱えて居る様です。

世論の態勢も説明責任を求め、辞任要求の声が高くこのままでは参院選は戦えないとする
党内の声もあって是がどう生方副幹事長辞任要求に反応するか先がみえません。


是とは反対に野党の自民党でも現執行部刷新を求める動きがあります。
先日執行部批判を行った与謝野元財務相や桝添元厚労相等は谷垣総裁には不満は無いが現
執行部体制に非難が集中して居ます。

強面の大島幹事長率いる現執行部は政権担当時代そのままで民主党と対決しようとして、
やる事なす事全て裏目でヒッチカメッチャカでとうとう伊吹前幹事長からも痛烈な批判を
受ける始末です。

是では参院選を一致団結して勝利しようと言うのは夢の又夢になります。

民主党も自民党も内紛勃発で国民は益々政治離れを起こし日本は一体これからどうなるの
だろうか?

日銀追加金融緩和に踏み切る

2010-03-18 11:48:33 | Weblog
景気回復に明るい兆しが見えたとは言え依然デフレ傾向で早期克服を目指す鳩山政権が
再三に亘り金融緩和を日銀に対応を迫って居ました。

日銀はこの度金融政策決定会議で審議委員多数決で追加金融緩和の実施を決定しました。

昨年末導入した資金供給策、公開市場操作「新型オペレーション」を拡充して資金供給量を
10兆円から20兆円に増やし今月中にも実施する事としました。

金融危機対応の企業資金繰り支援策が3月末で終了するため、更に潤沢な資金を供給して
懸念されるデフレの悪化の克服に手を貸す事となった。

この「新オペ」は日銀が金融機関に3カ月後の返済を条件の資金を年0・1%の固定金利で
貸し出します。

これにより短期金融市場では金利低下で金融機関の資金調達が容易になります。
銀行等への潤沢な資金供給で更に金利を下げ企業や家計に金を行き渡せ様と言う算段です。

物を作っても売れない、毎月の消費者物価指数は下落を続け、カネ詰まり状態のデフレ傾向
に横穴を開けるために取られた苦肉の策と言えます。

只幾ら資金を供給すると言っても、先の見えない経済状況では、企業も家計も二の足を
踏んで需要は起きて来ない。

お金がだぶつくだけで更に経済の悪化を招く恐れがあります。

政府がしっかりした展望で中長期の戦略策を策定施行しないと、経済回復は覚束ないのでは?

行き当たりバッタリの政策では脱デフレは無理です。
今回の「新オペ」はそう言う意味から疑問の多い金融緩和策では?