日々好日

さて今日のニュースは

外交密約の認定

2010-03-10 08:52:17 | Weblog
今朝の各紙は一斉に日米外交4密約のうち3密約を認定した外務省有識者委員会報告
を掲載して居ます。

核は造らない。持たない。持ち込ませないと言う非核3原則を維持し、是まで政府が主張
して来た密約否定を根本から覆す報告書であります。

国民を騙し続けた歴代政権はケシカランと言う論法です。

私はだから何だと言いたい。

確かに国民を騙し密約を隠し続けた政権は糾弾されて然るべきでしょうが、一歩そうせざるを
得なかった国際事情やそのため受けた国民の安全保障を横に置いての究明はいさいさ勝手
過ぎると思います。

平和な今だからグタグタ言える事で、置かれた当時の事を思えば、口にこそ出して言わなかった
事ですが、誰でも大凡の事は察して居たはずです。

其れを国事に携わった官僚が自分から暴露するとは情けない事です。
売名行為の何ものでもないと思われます。

罪の告白と国益を考えると当然、棺桶まで持って行く覚悟が必要ではなかったか?
日本の政治の堕落は国益を考えない浅はかな官僚と政治家と言われて居ます。

是は前大戦で軍部の独走を許した失敗が大いに関わって居ますが、それにしても極端過ぎる、
嫌いがあります。

国政はガラス張りが理想です。
しかし外交は良い事ばかりでは成り立たない世界、時には汚れたり暗部があるのがこの世界と
言われて居ます。

何を判った様な事を言うと言われそうですが、その位の事は普通の人なら考える事です。

ニュースを見て居て、現役時代に密約を明かされ知って居た事をさも自慢気に述べる元首相と
密約が明らかになった今でも、なかったと否定する麻生前首相どちらが政治家として正しいか
それぞれの価値判断で決まると思いますが、私は政治家としては麻生前首相をとりたい。

今頃岡田外相は何を考えてこの様な日米外交の密約論を究明するのか理解に苦しみます。

何年も前に結ばれた密約をバラシて民主党政権は何の得があるのでしょうか?

国民に知らせ反米意識を高めるためなのか?

それとも是までの自民党政権の悪を暴いて天下に晒す為なのか?

日米関係は微動だにしないと豪語して居るが、うるさ型が多い米国政府が黙って居るか?

「非核三原則の堅持」は当然の事ですが政治家は「国益」と言う事も考えて動いて頂きたい。