日々好日

さて今日のニュースは

鳩山内閣支持率急落?

2010-03-08 09:15:38 | Weblog
内閣にとって矢張り気になるのは内閣支持率でしょうか?

アメリカでは大統領側近が絶えず世論の動向を気にし政策を打ち出すとさえ言われる様に
世論が政治を動かして居ると言われて居ます。

我が国はそこまでは行って無い様ですが、世論が少しずつ政治を変えて行って居る事は確か
な様です。

各メディア等が行う世論調査が一つの指標として重要な意味を持つ様になりました。

今回共同通信社が行った全国電話世論調査で、鳩山内閣の支持率が大きく続落して居る事等
が明らかになりました。

発足当時72%と言う高支持率でしたが半年経った現在36・3%と半減するまでに続落して
居ます。

原因は言わずと知れた政治とカネをめぐる厳しい世論が背景にあると推測されます。

小沢幹事長をめぐる収支報告書虚偽記入事件で本人は不起訴ですが秘書達が起訴され事に
対し74・8%が小沢幹事長の辞任を求め、86・4%が国会での説明を求めて居ます。

同時に起きた北海道教職員組合の不正資金提供事件で関係者が逮捕された民主党議員の問題
是も議員辞任を求める声が75・4%も有りました。
本人は言を左右にして辞任を否定して居ますが、果たしてそれが何時まで通用するか?

このところ暴走気味の民主党に危なさを感じ世論はブレーキを掛け出した様です。

その顕著な現れが今度の参院選で民主党が過半数をしめる事を望んだのは、28・3%に
とどまり58・6%は否定的答えであった。

又参院比例代表政党名は自民26・3%に対し民主26・9%とわずかに上回ると言う事
でした。

政党支持率は民主党は4・6ポイントのマイナスで29・0%でした。
これに対し自民党はたったの1・8ポイント増の24・6%でした。

自民党は、政権交代が起きても不思議でない不祥事が起きて居るにも関わらず自民党に世論
が付いて来ないと地団駄踏んで口惜しがる気持ちは判る様な気がします。

自民党は今、内ゲバで大変です。
元老組と若手中堅組の指導権争いが大変です。
昔の与党時代の夢が覚めきらず、未だ上から物言う事を止めずこれでは世論が付いて来る
訳がありません。

近頃は桝添元厚労相や与謝野元財務相の谷垣総裁引き下ろしと思われる言動や、離党を
匂わせる新党立ち上げ発言とにわかに色めき立ってきました。

このままでは自民党も支離滅裂で解党の憂き目に会い政界は混迷を深めるのではとの心配も
出てきました。

一方民主党も、小沢幹事長体制で一般議員の政治参加が封じられ、特に若手議員の出る幕は
研修期間の名の下に完全に政治の表舞台に立つ機会を無くしてしまいました。

同じ1年議員である、自民党の小泉2世が華々しく国会で質問に立って居るのを見るとさぞ
口惜しい思いをして居る事でしょう。

民主党の政策は今までの自民党時代と違い新しい発想で奇想天外の政策を思い切って
打ち出すと言う、是までの展開でしたが、さて財源は、継続性は、その政策転換で受けた 
補償はどうする?

福祉重点のバラマキは必ず破綻が来ます。

ギリシア政府の財政破綻が良いサンプルです。
政府はこの4月から「子供てあて」を無理して創設しましたが、将来の教育費に貯蓄する
との回答が多かったと聞く。

緊急の手当とはどうしても思えません。
もっと緊急を要する使い道があったはずです。

参院選対策のバラマキではと言われても仕方無い事です。

現在の児童手当とごっちやにし一部地方や企業負担と言うお粗末です。

もう少し民主党は政策決定には配意して欲しいと思います。