野田民主対安倍自民。国防論議街頭演説で火花

街頭演説で安倍自民党総裁は、ロシアの大統領の国後島訪問と韓国大統領の竹島
上陸を挙げて、自民党政権時代ではこんな事はなかった、これは民主党が日米関係
をずたずたにした事から起きたときつく糾明して、日米同盟の強い絆を取り戻す
関係修復を表明しました。

極めて安倍自民党は外交防衛関係で厳しい姿勢を強調しています。

此に対し野田首相も街頭演説で、力強い外交と言えば国民受けすると競争している
向きがあるが此は大変危険だと警告しました。
戦前に戻る様な外交・安全保障政策になってはならとし、対中国政策でも個別の
案件であつくなってはならない緊張緩和に向けた対話の重要性を強調した。
尖閣諸島問題も個別の案件になりましたか。
大事なのは冷静さを保ち毅然と主張し排他的にならず、、主権を守る外交を進めると
まるで優等生の作文の様な立派な主張です。

丁度この時を狙った様に北朝鮮が又人工衛星と称する、長距離弾道弾と見られる発射
実験が近く行われらしい。

此でまた国論は益々右翼化して行く可能性が大きい。

其れを後押しするかの様に米国上院で尖閣諸島は日本の施政下に有る事を明記した
修正案を可決しました。

これは尖閣諸島も米軍が防衛義務がある事を明記したものです。

米軍に取ってもこの尖閣諸島は防衛体制構築上大変重要な拠点であるので、遂に
決心してくれたかとも思われますが、此は米国の国益でもあるのです。

何か中国との対立が決定的になった感じがしないでもないですね。

敦賀原発も断層調査活断層なら廃炉か？

今回の衆院選ではヤレ卒原発だ、脱原発だ、イヤ続原発だと言葉遊びとも取れる
やり取りが行き交って居ます。

何れも原発依存については疑問を抱くも、何時新しいエネルギィーに変えるかの
問題です。

１０年後・２０年後原発ゼロとするは、日本未来の党や民主党が言う「卒原発」。

新エネルギィーに目途が立たない段階では、暫くは原発依存が自民党の「続原発。

イヤ即刻原発ゼロで廃止すべしが共産・社民・みんなの党等野党の「脱原発」。

日本経済や国民生活。放射能汚染物の処理や燃料処理問題。もし廃炉としたら
長い年月と巨額な費用がかかりますが其れを誰が負担するか？

何よりも現在の日本の電力会社の現状等を考慮すると、とても即原発ゼロは難しい
事が判り、言って居る人の理想で現実的ではないと言う説が多い。

処が此処で東日本大震災が引き起こした福島原発事故は今までの原発神話を吹き
飛ばす大変な事に発展しました。

今回の福島原発事故は津波による原子炉冷却水供給の電気破壊で起こされたもの
と言われています。

日本の原発は殆どが海岸近くに建設されて居ます。

そのため護岸工事や電気系統の改良が叫ばれました。

原発は２年に１回必ず定期検査が行われる様に規定されて居ます。

定期検査を終えて地元自治体の諒承を得た原発が再稼動する仕組みです。

今回の原発事故以来この検査基準が厳しくなり殆どの原発の再稼動は凍結された。

其処にまた原発は地震に弱い事が判り原発の立地調査が行われる様になった。

大体日本はプレートとプレートの間に存在する地震国で、何処もかも地震の傷跡の
断層の上に日本はある様なものです。

調査したところ日本の原発の立地状況は殆どが、この地震の傷跡と言われる断層の
の上に建設されて居る事が判明した。

しかし断層と言っても何十年前・何百年前・何十万年前と言う断層で種々雑多です。

此が今動くか？動かないかは誰も予測出来ません。

先般原発事故後初めて再稼動した関西電力の大飯原発の下にも断層があると言う事で
規制委は断層調査を始め目安が付いた模様でした。

今回は近くにある敦賀原発の断層調査が行われました。

問題は敦賀原発１・２号機直下の断層Ｄ－１が活断層なのか？否かかにかかって居ます。

近くの活断層浦底断層と連結して居るのか居ないのかが判断の分かれ目になりそう。

もしこの原発直下のＤ－１断層が活断層なら敦賀原発は廃炉もあり得ると言う結論。

しかしこの断層の年代を断定するのは難しいらしい。

少なくとも、４０万年以降の断層を活断層と言うそうですので、何だか気が遠くなり
そうな昔の話しですね。

しかし此が絶対動かないと言う保障はないので、もし活断層と繋がって居ると言う事
になると、福島原発に続き廃炉と言う事も現実の問題となって来ました。

今後この様な問題は全国の各原発でも起こり得る事で、此では続原発・卒原発・脱原発
と言葉遊びをして居る様な時では無くなった様に感じますが・・・