日々好日

さて今日のニュースは

北朝鮮が米本土射程のミサイルで衛星打ち上げ成功

2012-12-13 07:46:47 | Weblog
昨日の朝突然飛び込んで来たビッグニュースには世界中が度肝を抜かれました。

それは、北朝鮮のミサイル本体に致命的欠陥が発見され、修理のため解体して居る
ので年内発射は無理だろうと言う韓国の情報をすっかり信用し安心していた矢先の
出来事でした。

このニュースで日本の衆院選騒ぎも何もかも霞んでしまい吹っ飛んで行きました。

民主党がどうの、自民党がどうの等とは違う次元の話しで今朝の新聞紙上は北朝鮮
ミサイル発射実験成功の話しばかりです。

この弾道弾ミサイル発射成功には大きな三つの意味があると言われて居ます。

まずこの弾道弾ミサイル発射成功で北朝鮮金正恩体制が揺るぎないものになった事

射程距離1万キロの弾道弾ミサイル発射にした事は核爆弾を搭載して、米国本土の
首都ワシントンやニューヨークを爆撃出来る事を証明し米国への脅しとなった事。

韓国の人工衛星打ち上げに先んじて人工衛星と言う物体を打ち上げて世界で9番目の
宇宙活動国となった事です。

ただ北朝鮮が人工衛星と称する何らかの物体が打ち上げられ軌道に乗った事は確認
されたがどの様な性能があってどの様な目的と利用法等は皆目不明です。

この打ち上げで韓国や日本等の裏をかきまんまと成功した事も北朝鮮はシテヤッタリ
と満足でしょう。

北朝鮮は予告日通り打ち上げに成功し金日生1周忌へのお供え的効果も見逃せない。

北朝鮮は前の4月の弾道弾ミサイル発射失敗で今度は何が何でも成功させねばならない
処に追い詰められて居た様です。

ミサイル発射成功の裏にはイランからの発射技術指導とか、旧ロシア構成国からの
支援等が噂されています。

北朝鮮同様に核保有疑惑国として米国から糾弾されて居る國同志の事あり得ない話し
ではないが、現在イランは否定して居るとか。

兎に角4月のうち上げ失敗から半年ちょっとで見事成功したのには何か裏がありそう
と推定されるのは当然の事です。

しかし今回の北朝鮮のミサイル発射に対する日本の対応は相変わらずお粗末でしたね。
北朝鮮のミサイル発射動きは日本でもキャッチして居た模様ですが、これが直ちに
内閣府危機管理センターに伝えられる事はなく、部内で確認作業で対応が遅れたとの
情報も流されています。

そのため其れを知らされてない防衛庁副大臣は、現地配備のパトリオット視察のため
自衛隊機の中で発射事実を知らされると言うザマです。

完全に北朝鮮の擬装工作にまんまと一杯喰わされた事になります。

これは日本の情報摂取能力が低い事も原因の一つかも知れません。

日本が打ち上げて居る偵察衛星KHー4B所謂スパイ衛星は可成りの精度があると言われ
ながら情報は公表されて居ません。

此は韓国・中国等近隣国を刺激しないため敢えて表に出せないと言う裏事情があるとか。

日本はもっぱらアメリカのスパイ衛星からの情報や韓国からの情報を頼りに対応して居る。

今回は北朝鮮の擬装工作に乗せられた韓国情報を丸呑みしたため手痛い失敗をした様だ。

ただアメリからの情報は発射5分後に日本に伝達された。

今回は内閣府のEMーNETも消防庁のJアラームも巧く起動したと発表されています。

ただ各自治体に伝達された時はミサイルはすでに日本の上空を通過していました。

従って自治体までは情報が伝達されても沖縄の一部を除き住民に放送される段階になって
居ません。

細かく言えばENーNETが伝達出来なかった自治体が可成り有った事。
システムの問題とか担当者不在で対応出来なかった自治体とか結構あった模様。

現在住民に放送するかしないかは各自治体の判断に任されています。

システムは立派でも運営する人間がしっかりして居ないと折角のシステムも起動しない事
を改めて思い知らされた様なものです。