日々好日

さて今日のニュースは

東北電力東通原発敷地内活断層結論か?

2012-12-27 15:02:36 | Weblog
政権交代で民主党が決めた原子力行政を見直し、今後安全が保証されたものに
ついてはドンドン再稼動や新設を行う旨安倍内閣は方針を打ち出した様です。

是までの脱原発や卒原発に区切りをつけて原発継続の姿勢を打ち出した事に
なる訳ですが、現在肝心の原発については原子力規制委員会が敷地内を走る
活断層の現地調査を行って居ます。

先日は日本原子力発電の敦賀原発について、原発の下を走るD-1破砕帯が
活断層の浦辺断層と繋がって居る可能性があると言う結論を出して敦賀原発の
再稼動は絶望視されました。

是と同じく始まった東北電力の東通原発についても原子力規制委員会現地調査団
は敷地内を走るF-3断層・F-9断層は活断層であると結論ずけた。

是に対して東北電力側は破砕帯で地中の粘土が水を吸って膨らむ「膨潤」が原因と
して、破砕帯が固まる「固結」を主張しました。

東北電力は、固結した地中のサンプルを持ち出して、金槌で叩いて見せて固さを
アッピールしましたが、調査団は活断層で有る事は否定出来ないと受付ませんでした。

ただ一部には此の活断層は規模が小さくC級と評価されるので、実際原発構造物を
作った場合どれだけの影響があるか判らないので稼働の可否は断定できないのでは
と言う見方もあるらしい。

ただこの敷地内を走る断層が活断層と判断されればまず稼働は無理ではなかろうかと
言われています。

しかし政権が変わったので、原子力規制委員会も政府の意向に沿った結論を出す
可能性もある訳で、今後どう原子力行政が変化するのか見守りたい。



経済再生の第二次安倍内閣発足

2012-12-27 07:54:05 | Weblog
今回の衆院選で圧勝した自民党は公明党と連立の第二次安倍内閣を成立させました。

昨日召集された特別国会で安倍自民党総裁が第96代首相に選出され直ちに組閣に入り
閣僚が決定して第二次安倍内閣が発足しました。

内閣の使命は経済再生を最優先課題に「危機突破内閣」と位置づけて居る。

民主党政権担当の3年余の政治で危機状態になった日本再生を目指すとあります。

自民党からみれば自分たちが長年構築して来た55年体制が次々に壊されて行ったのだ
から、そう言いたい気持ちも判らないではないが、少しも反省してない処が懸念されて
また前の様な自民党支配に戻るのではないでしょうか。

安倍総理は来年夏の参院選で自民党が完全制覇しねじれ国会是正が出来て初めて勝利した
と云えると、早くも夏の参院選に焦点を合わせた政策を打ち出す意向のようです。

今回の安倍内閣は安倍氏の側近や腹心・盟友それに自分を支えて呉れた参謀等で固めて、
党の有力者にも配慮し、今だ自民党で健在な派閥のバランスを考えた安定組閣との事。

まず安倍首相は総理と同時にデフレ脱却の総指揮者と位置ずけ、副総理に盟友の麻生氏を
財務・金融の要職に起用しました。

内閣の中枢となる官房長官に腹心の菅氏を充てました。

法務大臣に民主党倒閣で功績のあった谷垣前総裁を起用。
環境・原子力・防災等一番問題になりそうな部署に、総裁選を争った石原元幹事長を起用。
外務大臣は是まで普天間基地移転等で実績のある岸田氏を起用し、日米同盟強化を狙う。
農水は林氏。経産は茂木氏で混迷するTPP協約参加に目途をつける意向。
国交省と言う要職には連立相手公明党大物議員太田氏を起用しています。

復興・原発事故再生担当大臣は被災地出身の根本氏を起用。
国家公安・拉致問題国土強靱化・防災担当には専任的に携わって来た古屋氏起用。
沖縄・北方領土問題担当には外務に詳しい若手の山本氏起用。

消費者・少子化担当は女性で弁護士の森氏起用。
行政改革・公務員改革担当も同じく女性弁護士の稲田氏起用。
この稲田氏は克って小泉内閣の郵政解散の時刺客とし立候補して激しい闘魂で角頭を現した
猛者でもあります。

そして経済再生・一体改革・経済財政担当大臣に党要職前政調会長の甘利氏を据えて居ます。

この内閣は東日本大震災復興重視で、まず2012年補正予算と2013年当初予算案の
編成に着手する意向。

2012年補正予算は10兆円規模と言われて居ますが果たしてそんな巨額な補正予算が
組めるか?

初閣議で経済・金融運営の司令塔として「日本経済再生本部」新設が決定されました。

問題は積極的財政出動と大胆な金融緩和してデフレ脱却を狙って居るが、國の借金拡大と
ミニインフレ対策がもし破綻した場合大変な事になる恐れがあると言う事です。

円安傾向に転じた事は喜ばしい事ですが一部には円不信による売りが見受けられて大変
懸念されて居ると言う情報もあるとか。

円不信は日本売りに繋がりかねないので、この点注意すべきでは・・・