日々好日

さて今日のニュースは

デフレ脱却と公共事業

2012-12-06 09:27:25 | Weblog
衆院選になり各党首は全国遊説を初めお互いに自党の主張を繰り広げて居ます。

其れは脱原発問題であったり消費税増税問題であったり或いはTPP協定参加問題でもある様だ。

流石に安全保障や憲法改正や集団的自衛権行使の問題となると問題が余りにも大き過ぎて地方遊説
では余り話題になりにくい感がします。

関西方面を遊説中の野田首相と安倍民主党総裁がデフレ脱却と公共事業に触れそれぞれ経済対策で
応酬しあったのは興味深い。

野田首相は公共事業を経済対策とするのは従来の遣り方でバブル崩壊後何回も行われたが効果は少なく
借金を作り将来にツケを廻す事で賢明ではないと批判。

是に対し安倍自民党総裁は公共投資で一般企業の投資や消費を引き出し雇傭を作ると、ゼネコン側に
立った発言をした。
又中央高速笹子トンネル事故に関して耐用年数経過のトンネル・橋等を守って行くのは政治の使命と
してムダな公共事業とか古い自民党と言うレッテル貼りは止めて貰いたいと反論した。

消費税増税については自民党政権時代に小泉政権や安倍政権が、先送りしたので、今回消費税増税で
財源確保の見通しが立った事について、野田首相が理解を求めました。

いじめ問題で全国的問題となった大津市では安倍自民党総裁が教育委員会の見直しを示唆して、
最終的には國が責任を持つと述べました。

候補者が選挙中で言われた事は、今まで実現した事は余りない様で、眉にツバをつけて聞いて丁度
良いのかもね・・・

原発停止で増える温室効果ガス

2012-12-06 08:07:25 | Weblog
一頃は温室効果ガス問題が最重要課題として日本政府は京都議定書基準年の1990年比で
6%削減を約束したと記憶しています。

処が東日本大震災と言う思わぬ事態が発生し、おまけに福島原発事故が起きて原発稼働に
厳しくなり、一時は日本の原発稼働ゼロの空白が生じました。

当然その分火力発電に依存し、二酸化炭素CO2の増加が見られました。

今回環境省が震災が発生した2011年度の国内温室効果ガス排出量等を発表しました。

此によると前年10年度に較べて3・9%増の13億700万トンとの事です。

此は京都議定書で削減が義務付けられた08年度以降で最高値となった。

現在原発稼働が大飯原発のみの今年は、温室効果ガス排出量が更に増えて居るものと
推定されます。

環境省は、リーマンショツク以来の生産部門活動低下・産業界や国民の省エネ努力や、森林
が吸収するCO2増加。それに海外から購入した排出枠等で08~11年度までの4年間に
平均で9・2%削減が出来たと胸を張って居る様です。

しかし此はあくまで帳尻合わせで何の意味もない様に思えてなりません。

日本の生産力低下を代償にCO2削減なんておよそナンセンスです。
ましてや海外の排出枠を高いカネ出して買っての帳尻あわせ等の小手先で目標数値を工作しよう
とは余り褒めたものではない。

現在世間の流れは脱原発で原発に依存しない社会を目指すとしていますが、代替えエネルギィー
は今だ目途が立っていません。

暫くは化石燃料に頼るしかありません。

そんな中での温室効果ガス排出削減ですから大変きびしいものが予測されますね。

ただ、言わせて貰えば幾ら日本が努力しても、京都議定書を認めない米国・中国・新興国は
遣り放題では余りにも不公平な事です。

そして議定書の打ち切りを要請する日本に対し新興国は自分達には規制がかからないので先進国は
厳しく守るべきだと勝手な事をほざいています。

これではどう見てもアンフェアです。

しかし地球の温暖化に歯止めを掛けなければと云う思いは誰しも持って居ると思います。

自分の國だけはワリを喰いたくないと言う国益優先がそれを阻んで居る様だ。

世界の氷河が急速に後退し、世界の各地の水位が年毎に上昇して来て居る事が報告されて居る。

恐らく今後は気象や自然現象に様々な影響が出て来て人類最悪のシナリオが用意されているのかも
知れませんね。

ただ此は今後何百年先なのか?或いは何十年先なのか?は今の処予測不可能ですね。