日々好日

さて今日のニュースは

安倍総裁が打ち上げた10兆円補正予算案早くも大丈夫か?

2012-12-21 09:06:49 | Weblog
26日発足予定の安倍新内閣は、2013年度予算案編成で是までの歳出枠の国債を
除き、71兆円に拘らず、デフレ脱却に貢献出来る分野、公共事業等へ集中投入する
事を約束しています。

また2012年度補正予算案も被災地復興・防災・減災事業主体に10兆円規模の
予算を組む事も合わせて約束されました。

処が財務省は、2012年度國の税収が前年度を大きく下回る見通しとなった旨を
発表しました。

財務省が7月に集計した11年度決算の税収は42兆8326億円だったので12年度
見込んだ42兆3460円を大きく上回る充分に年度途中に編成される補正予算の財源
に充てられると見ていたが、大分見積もりが甘かった様だ。

是は世界経済の減速・歴史的円高・日中関係悪化が作用して税収に響いたものと推測
されます。

さて26日発足予定の安倍新内閣ショツパナから厳しい現実を突きつけられましたね。

バンバン行う公共事業には大層なカネが要ります。

規制かからない赤字国債発行を行えば事は簡単ですね。

また税収超過分を2012年度補正予算の財源にする事も難しく成ったので財務相は
補正予算の財源は建設国債と言うこれも借金で賄う方針を決めたらしい。

是全て、デフレ脱却のための膨張国家予算、意図する処は判らないでもないが、日本の
将来の国家財政債務の事考えると、どうなんでしょうかね?

日銀物価目標設定インフレターゲットに踏み切るか?

2012-12-21 08:10:04 | Weblog
新総理指名目前の安倍総理の初仕事はデフレ脱却と経済活性化でした。

まず手始めに日銀を脅して金融緩和措置を約束させ・物価目標2%にむけてのインタゲと言う
政策を推進する事としました。

インフレターゲットと言う政策は簡単に言うと中央銀行を巻き込みジャカスカ紙幣を印刷して
ミニインフレを作り出す事です。

此までこの政策は後進国では導入されて居るが今まで先進国では導入された先例がない様です。
大変危険な賭でもあるので今回日銀が躊躇したのも頷けます。

インフレターゲットで問題となるのは物価目標を何処に置くかです。

安倍総裁は2%目標を考えて協力を日銀に要請した。
その時日銀総裁に対し、今回の衆院選で出た民意を充分に理解しろと付け加えました。

日銀は金融政策決定会合を開き国債等資産買い入れ基金10兆円増やす追加金融緩和を全員
一致で決定しました。

現在の状況は今西日本の新聞小説に取り上げられて居る昭和初期の世界大恐慌時代の日本と
よく似て居る様に感じます。

この時一番活躍したのが当時の高橋是清大蔵大臣でしょう。
新聞小説はこの高橋大蔵大臣を取り上げたもので大変興味深い。

話しは逸れましたが、今回の日銀の金融政策決定会合で本腰を入れて間もなく指名組閣される
安倍新内閣を支える事に踏み切った様ですね。

中国関係悪化等で輸出の落ち込みによる国内景気の下支えに勤め、来年拓かれる次回会合で
問題の物価目標の指数上昇率を2%と目標決定する事としたとの事です。

これで、日銀が国債等買い入れ基金は、120兆円と言う膨大な金額になります。

現在日本の年間国家予算が当初予算・補正予算・特別会計を総計して200兆円と言われて
居るのでこの金額がどれだけ大きいか想像出来ます。

果たしてこの賭けは凶と出るか?吉と出るか?

遣ってみなくては判らないと言われれば、それまでですが・・・・