教育に政治は何処まで介在出来るのか？

日本は戦時中軍国主義と一体化した教育がなされお國のために身を捧げるのが国民の
本分であると徹底的なされ、それによって幾多の若者が命を落として行きました。

戦後此に懲りた世間の流れは、政治的中立と言う事で教育界は一種の聖地扱いで触る
のはタブー化される程の扱い。

子供の教育も日本の本当の歴史を教える事も減って来たし、自分の國すら知らない
児童が出てきました。

日本の４７都道府県の位置を正確に示す事さえ出来ない児童が増えてきました。

そのくせ理屈っぽい頭デッカチの児童が増え、イジメや自殺等が頻発して来た。

又世の流れで我が子トップリの父兄が増えモンスター父兄と言う化け物が出てきた。

近頃此は全て教育システムが悪いとされ、徹底的に是正するには、諸悪の根源である
教育委員会を見直さねばならないと言う動きが出て来ました。

教育界に政治に介入して改善しないと大変な事になると言う危機感が各政党にある様だ。

まず民主党は大学奨学金拡充・教員研修制度充実・教育委員会見直し。

自民党は教育委員会の責任体制確立と６・３・３・４制是非見直し・教科書検定見直し。

未来の党は高校授業料無料化堅持・いじめ撲滅の心の教育実施。

公明党は不登校者復学支援センター設置・幼児教育無償化・公的留学支援拡充。

維新の会は教育委員会廃止・校長権限拡大と公募実施・悪しき平等・画一主義脱却。

共産党は教員免許更新制廃止・競争教育一掃・イジメはカウンセラー増員で対応。

みんなの党は少人数・体験・個性重視教育重点に。いじめカウンセラー全校配置等

社民党は教員免許更新制廃止・教職員定数増・３０人以下学級完全達成

等々ですが、この各党の主張には成る程と思うものや、其処までやるかと疑問の
多い主張もある様だ。

少なくとも現在の教育委員会のシステムの見直しには大半が考慮して居る事が判る。

運動会で１着無しで皆一緒にと言う教育方針はどうも疑問を感じます。

また教員免許更新制にしても余りにも教職員の質の低下が云々される現在では
教育される子供の事考えるとどうだろうかと言う事も判ります。

しかし教育に政治が介入して又前の過ちの轍を踏む事は避けたい気持ちもあります。

今回の衆院選では教育改革については各党主張はすれども当たらず触らずと避けて
居る様で本当に残念です。

何れ６・３・３・４制の教育方針の根本的改革の話しも出て来る事があるかも知れ
ませんね。