日々好日

さて今日のニュースは

安倍内閣26日にも発足か?早くも安倍バブル発生か?

2012-12-18 09:15:56 | Weblog
衆院選での大勝利で政権奪還した安倍自民党総裁は、党幹部と協議して首相指名の
特別国会を26日召集して、同日中に安倍新内閣を発足させる方針を決めたとの事

早速安倍氏懸案の憲法改正について、日本維新の会・みんなの党も基本的には賛同
して貰えるものと確信して居るとのコメントを発表しました。
いよいよ憲法改正に向けて動き出した様ですね。

又公明党とも、連立政権発足に向けて協議を始めた模様ですが、ただ公明党には
日本維新の会アレルギィ-があると言われ、特に改憲問題では安倍氏とも意見が
分かれる点が指摘されて居るので其処をどう調整して行くのか?

また安倍氏は日銀に対して金融政策決定会合では今回の選挙結果を充分に受け止めた
適切な判断がなされるものと期待して居ると言う圧力を早速かけました。

衆院選自民党圧勝で東京株式市場も日経平均株価の終値が8ケ月振り9800円台を
回復し、一時9900円台も記録し1万円台を目の前にしました。

此は安倍内閣を期待し金融緩和・補正予算への期待感・公共事業拡大再開を願った
安倍バブルと見る向きもある様です。

ただ安倍氏が提起している10年で200兆円の国土強靱化政策には公共事業のため
莫大な赤字国債増発が必要ですが、これでは財政再建は益々遠のく事が懸念されます。

又安倍氏が提唱する遣り方では脱デフレはとても出来ないと云う向きもあるとか。

安倍氏は原発ゼロ目標の撤廃を早速打ち上げ原発新規建設容認しました。

ただ安倍氏が態度を明らかにしてないのがTPP協定参加問題です。

自民党は此まで民主党が推進するTPP参加には反対だが基本的には賛成の立場です。

ただ安倍氏は大島副総裁等の党内反対者に配意して立場を鮮明にせず、賛成でもなく
反対でもない立場を取って居ます。

今後はハッキリした立場を取って貰わなければ成らなくなりましたね。

まあ色々の問題、此から始まる訳ですがまずは26日の安倍新内閣発足を待ちましょう。

1票格差是正のない衆院選無効なのか?

2012-12-18 08:02:25 | Weblog
大都市人に人口集中となった現在の社会構成の中で行われる選挙は、どうしても1票の
価値の不均衡が出てきます。

問題は何処まで容認するかと言う事です。

選挙の度に争われる1票の価値の問題、此まで最高裁は4・99倍だった1972年選挙。
4・40倍となった1980年の選挙に限り最高裁は違憲判決を出しましたが選挙無効とは
しませんでした。

処が1994年2倍未満の格差を原則とした小選挙区が導入されました。
最高裁は2009年の選挙の2・30倍を違憲状態と判断し速やかに是正する判決を出した。

此については1票格差是正には各党とも総論に賛成。各論で反対でとうとう今まで決まらず
今回違憲状態と言われたままでの衆院選となりました。

早速弁護士グループが1票の格差是正無しで行った衆院選は無効の一斉提訴を全国14の
高裁や高裁支部に致しました。

今回の1票の格差は更に拡大し2・43倍と言われています。

この1票の格差で笑った者・泣いた者が今回も沢山出て参りました。

4万票で当選した高知県自民党議員。
9万票取っても落選した民主党議員等7名が居るそうです。

此とは別に小選挙区のマイナスの部分となる、12万票取っても自民党議員に僅差で敗北した
民主党議員が居るとか。

此は謂わば死票と言われるものです。

今回の選挙では候補者が乱立したため全国300の小選挙区で、この死票が3730万票と
言う空前のものになり死票率は56・0%になったとか。

党派別に小選挙区での死票率をみると、前回74%だった自民党が今回は12・9%で如何に
票が集まったかが窺いしれます。

此に対し民主党は前回13・2%だったのが82・5%と上がり沢山の票が生かし切れません
でしたね。

今回旗上げした日本維新の会の小選挙区では81・9%が死票で後は比例の維新の会人気で
当選したかが判る。
維新の会の小選挙区での当選者派14名でこのうち新人は10名と言う惨憺たるものです。

もっとも民主党の小選挙区の新人1名と言うのに較べれば、恵まれて居るとも言えますが。

これに対し公明党は宗教の力で、全小選挙区全員当選で、死票率ゼロ%です。

ただ公明党は不気味な政党で、何を考えて居るのか国民には、今判らない様にカモフラージ
して居る感じです。

兎に角国民の願いである1票の格差是正。
国会議員定数削減・国会運営費等の削減を是非即刻やって欲しい。

しかし今度誕生する筈の安倍自民党政権ではそれは無理な相談の様な気がしてならぬ。