日々好日

さて今日のニュースは

来年度予算は脱デフレで大盤振る舞いか?

2012-12-20 10:37:40 | Weblog
早く政権の座について、日本経済立て直しに焦る気持ちを抑え待ち続けた安倍総裁
その念願が叶っていよいよ来年度予算を手がける様になりました。

早速新内閣は編成する2013年度予算案は野田政権が打ち出して居た財政健全化
を定めた「中期財政フレーム」を見直す事としました。

国債費を除き71兆円以下に歳出枠の撤廃方針をきめた。
従って71兆円を越える歳出規模で予算を編成しデフレ脱却と景気回復に貢献可能な
分野への集中投入と言う積極財政へ転換する事を明言した。

新内閣は初閣議で13年度予算編成方針を示し、各省庁に概算要求のやり直し指示。
当然野田政権が掲げた環境・医療・農林漁業の重点3分野の重点配分は全てパアー。

民主党の目玉政策の農家戸別所得補償制度は縮小。農地を農地として維持する事に
交付金を支払う事とする。
支払い対象を、コメ・小麦から果樹・野菜に拡大する。

又12年度補正予算は10兆円規模で防災・減災の公共事業を前倒しで実施する。

兎に角脱デフレと景気回復にバンバンとカネをつぎ込む事を表明した。

当然歳出規模が膨らめば15年國と地方の基礎的財政収支の赤字をGDP比で10年度
の減らす政府目標は困難視されます。

益々財政赤字は膨らんで行きそうですね。

先の事は考え無い事にして公共事業等にドンドンとバラマキを行う方針の様です。

大手ゼネコンに取っては救いの神となるでしょう。


自民・公明政策協議始まり自公八策の合意発表

2012-12-20 07:29:38 | Weblog
自民党甘利政調会長は26日安倍再内閣発足に向けて公明党と連立政権に向けた政策協議に
入りました。

まず景気・経済対策を柱とする「大胆な金融緩和断行」の政策で合意した。

そして震災復興・景気対策・社会保障と税一体改革・原発関連エネルギィー・憲法改正問題
外交安全保障立て直し・幼児教育無償化等教育再生・衆院選挙制度改革と議員定数削減等の
8項目を「自公八朔」に政策協議に合意し、中身はほぼ収斂し後は少しの字句の訂正のみと
甘利政調会長は発表した。

まず震災復興は、被災地復興と万全な防災減災対策の推進。
景気経済対策は金融緩和・大型2012年度補正予算編成を強調。
原発に関しては再生可能エネルギィー拡大し原発依存度を徐々に下げて行く。
原発再稼動は規制委員会が安全を保証し地元住民の理解したものとする。
外交・安全保障の立て直し。
公明党提唱の幼児教育無償化を含む教育再生。
衆院選挙制度改革と議員定数削減を含めた政治・行政・公務員制度改革では國・地方総人件費
抑制。

誠に結構な両党合議ですが・・・
金融緩和によるインフレターゲットには大変危険性が予測され一歩間違えると大変な事になります。
安倍内閣発足に期待して株は異常反応を見せて居ますが、その反動は大丈夫か?
野田政権時代に補正予算や次年度予算は自民党が遣るから妨害反対して成立を阻止した自民党は
さぞご満悦でしょう。
そのため国民がどれだけ苦しめられたか考えた事があるのでしょうか?
処で此だけ遅れて次年度予算編成は大丈夫なのか?

原発ゼロを主張する公明党と調整では再生可能エネルギィー拡大と徐徐に原発依存度を減らすと言う
表現ですが、安全で地元の了解が得られれば今後原発稼働は行う事は否定していません。

憲法改正には反対の立場の公明党に対し八策合議では憲法審査で議論を促進すると何とも判る難い
言葉で誤魔化しています。
又集団的自衛権行使や自衛隊の国防軍衣替えについては全然触れていません。
尖閣諸島国有化問題・竹島問題・対中国対策問題も全然触れて無いか、公表されてない様です。

これは全て公明党に配意しての政策協議です。

今回の衆院選で自民党は294議席で過半数240は突破しました。
だが衆院議員数の3分の2を達成するには公明党の31議席は欠かせ条件です。

これで自公が連立を組めば325議席の鬼に金棒です。

どんな法案も小泉内閣当時の様スイスイと通りますね。

そのためには公明党の顔を立てて遣らねばならない事情がある様です。

昔の自民党政権時代は宗教団体の政党である公明党を目の仇にしていましたが、時代が変われば変わる
ものです。

この自公八朔政策合意で25日両党党首会談が行われ、連立政権が署名決定されます。

そして26日招集される臨時国会で自民党公明党連立による安倍内閣発足の予定となった。