日々好日

さて今日のニュースは

10兆円補正予算の一人歩きか?

2012-12-23 08:10:08 | Weblog
政局は連休明けの内閣指名・組閣に向かい、一斉に動き出して居る様です。

自民党の党人事も大凡決まり新しい内閣の顔ぶれも大体見えて来た様ですね。

そんな中デフレ脱却を主眼とする金融緩和・13年度当初予算編成・12年度補正予算の
編成へと安倍総裁は日銀や各省庁の尻を叩き廻って居る感がします。

特に、デフレ脱却を確実にするための大規模財政出動による景気の底上げになる初段階の
12年度補正予算は10兆円規模ありきで、中身不明のバラマキが懸念されて居るとか。

何故10兆円かと言う問題はさておき安倍総裁は国会召集を待って居ては補正予算編成が
間に合わないと自民党政務調査会等にハッパをかけて急がしています。

是に対して各省庁は、急に言われても10兆円まで積み上げるのは困難だと弱音を吐いて
居るとか。

これは前の野田政権が1兆3千億円の緊急経済対策を実施したばかりで即効性の事業は
出尽くしたと各省庁関係者の説明でした。

何故そんなにまでして、12年度10兆円の補正予算を組む必要があるのか疑問です。

それは選挙期間中に10兆円の補正予算を組むと打ち上げてしまったので何が何でも
編成しないと顔が立たない事になる。

又新しい内閣発足に当たり初仕事で大きくポイントを稼ぎたい気持ちは理解出来ます。

これで余り緊急性がないバラマキが早速行われる事になりそうですね。

自民・公明は今回の補正予算で大規模災害に備えた防災・減災対策・中央自動車道笹子
トンネル事故を受けた老朽化設備の維持・補修等大々的にやる意向の様です。

ただ公共事業費については自民党政権時代も当初予算では7兆円ペースであったが、其れを
補正予算でいきなり10兆円の公共事業と言われてと言う声があって、せいぜい年間に
5兆円位が関の山と言う声もあるとか。

それに、民主党政権時代にコンクリートから人への政策変更で公共事業費は現在12年度の
当初予算で4兆5千億円まで減らされています。

当初予算を上回る10兆円の補正予算を組む事自体が異常ではないか?

我が国の防衛費は当初予算でせいぜい5兆円足らずの事考えれば如何に巨額かが判る。

何をそんなに功を焦る?

じっくり13年度予算で間に合う事業の様な気がしてなりません。

それとも、また昔の自民党体質で、大手ゼネコンへのバラマキを遣ろうとして居るのだろうか?