有明海汚染で漁業被害を受けたとし佐賀県・福岡県・熊本県・長崎県の
漁業関係者が佐賀地裁に起こした訴訟は、福岡高裁で被害実証を行う
開門する様に判決が下りました。
これは長崎県側にとっては大変痛手となりました。
まず開門した場合折角軌道に乗ったばかりの開拓農業が潰滅状態になる事。
開門する事で余計有明海は汚染が広がる可能性がある事。
此に対して漁業関係者や特に佐賀県知事は有明海の汚染の原因は全て諫早干拓
にあるとし、速やかに完全開門して調査を要求しています。
國は此に対して裁判所の判決は尊重するが、部分開門で済ます意向です。
それでも海水が淡水湖に注入され農業用水として利用出来なくなる恐れが出て
来ました。
そこで農業用水確保で地下水利用の案が出てきたが、地元が水源杜絶を心配して
反対ボーリング調査も中止されて居ます。
佐賀県や漁業関係者は即完全開門を迫って居ます。
此に対し國は今年の12月部分開門の線を譲らず今回林農水相と佐賀県知事会談と
なりました。
そもそもこの諫早湾開拓は八郎潟干拓・児島湾干拓を参考に長崎県が1952年
「大長崎干拓構想」を打ち挙げた事に始まる。
その後色々屈折があって当時の農林省が大干拓構想で南部総合開発「南総」計画
を決定し推進したが漁業関係者の了解が得られず挫折したかに見えたが今度は
諫早水害で災害対策として諫早湾開拓が生き返りました。
諫早水害では何百人と云う犠牲者がでました。
そこで諫早湾を埋め立て大きな堤防を巡らして一部を干拓地に大部分は淡水湖化
する構想で工事が始まりました。
折から気象の変化や海苔業者乱立と思われる被害が出始めました。
此は全て諫早湾開拓のせいにする運動が始まります。
諫早湾を締め切る事で有明海の流れが変わる事は確かです。
しかし其ればかりが全ての要因と云われても無理な点が多い。
遠くは熊本水害で出た災害ゴミで埋め立てた宏大な農地や熊本新港の宏大な埋め立て
地・福岡県築後川の大規模井関設置・佐賀県農地開拓・そして有明海周辺自治体の
埋め立て事業等で有明海は次々と狭められて来て居ます。
其れに海苔生産業者乱立による海水汚染・気候変化等々全てが関わり有明海は汚染
され続けて居ます。
また私達がたれ流す汚水も無視出来ません。
こういった要因で有明海は汚染されて居る事を一番良く知っているのが佐賀県知事で
あり漁業関係者や環境問題を取り上げる団体です。
今となっては後戻り出来ない事を良く知って居るのもこういった人達です。
事業が国家の公共事業である事、一番責任を押しつけ易い存在です。
口では補償問題の事ではないと体裁の良い事を云って居るが、本音は巨額な補償金
と見るのは少し穿ちすぎでしょうか?
たしかに元の有明海に戻して呉と言う切ない願いは判るが、これは全て諫早湾開拓
だけのせいでは無い事を認識すべきではないか?
そう言った意味からは開門だ反対だと言う前に、有明海再生の方法を良く考えて欲し
と思えてなりません。
漁業関係者が佐賀地裁に起こした訴訟は、福岡高裁で被害実証を行う
開門する様に判決が下りました。
これは長崎県側にとっては大変痛手となりました。
まず開門した場合折角軌道に乗ったばかりの開拓農業が潰滅状態になる事。
開門する事で余計有明海は汚染が広がる可能性がある事。
此に対して漁業関係者や特に佐賀県知事は有明海の汚染の原因は全て諫早干拓
にあるとし、速やかに完全開門して調査を要求しています。
國は此に対して裁判所の判決は尊重するが、部分開門で済ます意向です。
それでも海水が淡水湖に注入され農業用水として利用出来なくなる恐れが出て
来ました。
そこで農業用水確保で地下水利用の案が出てきたが、地元が水源杜絶を心配して
反対ボーリング調査も中止されて居ます。
佐賀県や漁業関係者は即完全開門を迫って居ます。
此に対し國は今年の12月部分開門の線を譲らず今回林農水相と佐賀県知事会談と
なりました。
そもそもこの諫早湾開拓は八郎潟干拓・児島湾干拓を参考に長崎県が1952年
「大長崎干拓構想」を打ち挙げた事に始まる。
その後色々屈折があって当時の農林省が大干拓構想で南部総合開発「南総」計画
を決定し推進したが漁業関係者の了解が得られず挫折したかに見えたが今度は
諫早水害で災害対策として諫早湾開拓が生き返りました。
諫早水害では何百人と云う犠牲者がでました。
そこで諫早湾を埋め立て大きな堤防を巡らして一部を干拓地に大部分は淡水湖化
する構想で工事が始まりました。
折から気象の変化や海苔業者乱立と思われる被害が出始めました。
此は全て諫早湾開拓のせいにする運動が始まります。
諫早湾を締め切る事で有明海の流れが変わる事は確かです。
しかし其ればかりが全ての要因と云われても無理な点が多い。
遠くは熊本水害で出た災害ゴミで埋め立てた宏大な農地や熊本新港の宏大な埋め立て
地・福岡県築後川の大規模井関設置・佐賀県農地開拓・そして有明海周辺自治体の
埋め立て事業等で有明海は次々と狭められて来て居ます。
其れに海苔生産業者乱立による海水汚染・気候変化等々全てが関わり有明海は汚染
され続けて居ます。
また私達がたれ流す汚水も無視出来ません。
こういった要因で有明海は汚染されて居る事を一番良く知っているのが佐賀県知事で
あり漁業関係者や環境問題を取り上げる団体です。
今となっては後戻り出来ない事を良く知って居るのもこういった人達です。
事業が国家の公共事業である事、一番責任を押しつけ易い存在です。
口では補償問題の事ではないと体裁の良い事を云って居るが、本音は巨額な補償金
と見るのは少し穿ちすぎでしょうか?
たしかに元の有明海に戻して呉と言う切ない願いは判るが、これは全て諫早湾開拓
だけのせいでは無い事を認識すべきではないか?
そう言った意味からは開門だ反対だと言う前に、有明海再生の方法を良く考えて欲し
と思えてなりません。