日々好日

さて今日のニュースは

モスクアG20日本円安政策と新興国から非難受ける

2013-02-17 09:27:10 | Weblog
モスクアで開催されて居る20ケ国・地域財務相・中央銀行総裁会議で日本の
金融緩和政策は、円安政策と名指しで非難を受けました。

この会議に先立って行われた先進国G7会議では、名指しこそされなかったが
日本の金融緩和政策の円安誘導は市場原理を無視した遣り方と非難を浴びた。

一応日本は円安誘導の政策でなくデフレ脱却のための国内的政策と苦しい弁明で
了解を取り付けて居る経緯があります。

処が今回は、何処の國も輸出の拡大を目標として居る新興国がメインの会議です。

早速新興国の不満が爆発しメキシコから「日本等が自国通貨を安く誘導する事で
経済成長促進を目指している」と名指しで非難しました。

韓国・ドイツ等と違い日本の円安が自国に直接関係が少ないこの様な新興国が敏感
に反応するのは、自国通貨高に繋がかねない事。

先進国の金融緩和で生み出された大量の金が食糧品等に投資され、バブルを生み
出す可能性があるからだと云う。

ただ日本は、世界の経済危機のツケをすべて押しつけられ、異常な円高にされて
しまったと云う意識があります。

円の本当の実力は1ドル100円上下が、正当な評価だと此は経済通なら誰にでも
判る事です。

それが日本の潜在的経済力を推定し何か世界危機が起きれば円買いに走り一時的な
緊急避難の道具にされてしまい、いつの間にか円高が定着したと見ています。

それは依然として世界では中国に次いで第3位の経済大国で、GDPは500兆。
国内貯蓄高1000兆。海外資産の1000兆以上等々の要因が重なり、世界一の
借金国の日本の評価は帳消しになっています。

國の借金が1000兆超えと云ってもまだまだ他国より安定して居ると見られて居る。

ただムダな20年日本は何の手も打たなかったと同様で、デフレから脱却出来ずもがき
苦しんでいます。

このデフレ脱却を行い経済を再生しようと言うのがアベノミクスで、三つの矢が用意され
ました。

その一つの矢である強力な財政出動と金融緩和政策です。

この中でふんだんに紙幣を出して産業を活発化し、雇用促進・産業再生で経済を立て直す。

まず物価指数目標をを20%アップに設定し、其処まで物価指数をあげる。
其れには輸出アップのため円安傾向に持って行くと云うのが狙いです。

日本はあくまでデフレ脱却が主目的で、為替相場の誘導が目的でないと苦しい弁明をして
居ます。

しかしこれは世界にとって、通貨戦争での最適の攻撃材料です。

日本をターゲットに挙げながら他の先進国の為替政策を牽制出来る利点があります。

金融緩和ではかって、日本の公定歩合引き下げで安い金利で借りた金が、オイル・食品等
の投機に利用され世界的高騰を呼んだ苦い経験があるので、世界各国は其処を警戒して
居る様です。

ただ為替相場の操作は中国人民元の様に堂々と遣られると面向かって異を唱える国はない。

米国もドル安傾向に持って行った経緯があるので強く主張出来ない。

今回異を唱える振興国だってスネに傷持つ経緯があります。

今回は日本が金融緩和が円安政策と名指しで非難された事で通貨戦争が勃発したと見られます。

此には各国の利害や国益がからみ、簡単に解消は困難と見られてて居る。

ロシア隕石重さ1万トン負傷者1200名

2013-02-17 08:32:37 | Weblog
宇宙からの招からざる客隕石が又ロシアに墜ちました。

前回の1908年シベリアに落下した時は小惑星とも見られ何十万トンとも推定され、
シベリアの森林をなぎ倒し焼き尽くし今でもその痕跡が残って居るとか。

今回ロシア南部に落下した隕石は大気圏突入前は、直径17メートル重さ1万トンと
推定されとNASAが発表した。

なにせ落下途中に数回爆発し粉々に飛散した状態で落下した模様ですのでその大きさは
推定しか手がありません。

落下地点のチェリャビンスク州の纏めによると割れた窓ガラスの破片等のよる負傷者は
1200名に及ぶと発表しました。

今回の隕石は火星と木星の間にある小惑星帯から外れた迷い隕石で秒速18キロで大気圏に
突入ロシア南部上空20~25キロ地点で爆発バラバラに分かれた。

その時放出されたエネルギィーは広島型原爆の30倍強の500キロトンと云うもの凄い
もので、その衝撃波が学校や工場・住宅の窓ガラスを襲った模様です。

この隕石落下では光の前に熱を感じそれに続く爆発音、はじめはミサイルが打ち込まれた
と思った住民も可成り居た模様。

窓ガラスで怪我し紅い血を顔面から流す子供達いよいよ此の世の終わりが来たかと一時は
パニック状態だったらしい。

今回のロシアの隕石は、前々から地球に最接近すると見られた45メートル13万トンの
小惑星「2012DA14」の破片かと見られて居たが、軌道が全く違うので関係無い事
が判りました。

因みにこの小惑星は日本時間の16日早朝に、静止衛星より低い上空27700キロ地点を
横切って通り過ぎた模様ですが観測史上最も近づいた小惑星であったとの事です。

隕石で有名なのがメキシコシコタン半島の巨大隕石ですが、約6500万年と推定され恐竜
が絶滅した原因とも云われます。

今でも数キロに及ぶクレーターが残され当時のスゴサが窺い知れると云う。

今回の様な隕石は、100年に一度大きな落下が見れると言う。
直経1メートル以上の隕石の落下は、数十万年に1度の頻度と云う。

ただ此は統計上の情報で、明日にでも日本に隕石が落下しないと云う保証はありません。

まあ万に一つもない事ですが、あり得ない事ではないと云う事は認識すべきかも知れませんね。