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さて今日のニュースは

阿部首相オバマ大統領との会談へ出発日米同盟はTPPは?

2013-02-22 07:52:33 | Weblog
阿部首相は政権奪還後早期に米国との関係修復のためオバマ大統領との会談を希望して
申し入れを行って居ました。

処がオバマ氏側は言を左右し仲々会談は実現しませんでした。

一つはオバマ大統領も年頭教書前に日米会談しても意味がない事、日中関係が悪化する
中での早期会談に二の足を踏んだ事も云えると思います。

今回阿部首相の会談の目的は、日米関係が民主党政権時代冷え切って居たとの認識で
早期日米関係の修復・改善を自分の手で遣りたいとの強い願いがある様です。

ただ日米関係が民主党政権時代冷え込んで居たと云う認識は、鳩山政権時代は確かに
有ったようですが、その後は改善され自民党政権時代より対等な付き合いに近い関係に
改善されて居た事は確実です。

阿部氏が云う日米関係改善とは米国の云う通りになる事かも知れませんが、此では
日本の将来に汚点を残す事にならないか?

今回の訪米では、尖閣諸島を巡る中国の動きや、3回目の核実験、更に大陸間長距離の
ミサイル発射実験の噂がある北朝鮮問題をどうするか等々が、話し合われるのでしょう。

経済面ではアベノミクスの金融緩和政策が世界から為替操作と見られて居る事への理解
や、TPP協定参加が大きな議題になる可能性が大ですね。

特にこのTPP協定参加問題では先般米国大物高官が日本の特例無き加入はあり得ないと
断言した事が大きく影響して居る様だ。

阿部首相としては日本の経済の将来を見据えると孤立化を避ける為には是非TPP参加が
本音でしょう。

しかし日本の農業・食糧事情を勘案し反対を表明する農業関係者・其れを支援する自民党
議員の事考えると結論は例外無き参加は絶対しないと云う答えが出てきた。

現在米国通商代表が最初から例外ありきの交渉はないが、例外品目の余地を示唆した発言
もあって、其処に活路があるやに見えてきました。

米国農産側はコメを是非日本に売り込みたいのでコメの例外は認め難いと云う立場です。
また米国自動車関係者も関税撤廃でドォーと日本製自動車が入って来るのを恐れて日本の
TPP参加には反対の立場です。

今回は、此の様な細かい詰めが話合われるのではないか?

それよりも安倍氏は、オバマ大統領に聖域なき関税撤廃が交渉参加の条件か確認する事が
一番の目的と思います。

もし余地がある事が判明すれ、帰国後TPP交渉への日本参加の表明を検討するとして
居る。

或いはこの話は既に密かに合意され、進行形であるのではとの疑惑を否定出来ません。

兎に角TPP加入問題は後から参加した米国に主導権を奪われ、今は米国の思いのままに
動いて居るTPPです。

謂わば米国のためのTPPと云う感じさえします。

果たして日本の将来はこのTPP問題にかかっているのか?

じっくり考えて見るのも良いのでは?