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次期日銀総裁は黒田アジア開発銀行総裁へ?

2013-02-25 08:04:48 | Weblog
安倍政権になってからデフレ脱却には日銀の金融緩和が不可欠と日銀に圧力をかけて
来ました。

その日銀も白川総裁が5年の任期を終え3月に新しい体制でスタートする事になって居る。

さてその日銀総裁人事ですが、どうやら此までの日銀生え抜きの役員からでなく、旧大蔵省
出身ではあるが事務次官を経験して居ない黒田アジア開発銀行総裁に白羽の矢が立った様だ。

黒田氏は阿部首相の大胆な金融緩和を路線を支持し、これまで日銀の保守的姿勢には批判的
であった経緯があります。

また黒田氏は国際通貨関係で名が通ったベテランで此までアジア地域の通貨交換等の実績が
あり、阿部首相としてはうってつけの人事でしょう。

阿部首相が就任後打ち出したアベノミクスの三本の矢は次々と円安・株高効果を呼びました。

ただ先般のG7やG20会合ではこの政策が政府による為替操作と映り糾弾された模様。

デフレ脱却には需要を伸ばし経済を活発にしなければならないと言う着眼点は間違ってない。

そのため大胆な日銀の金融緩和を行い物価指数2%まで目標数値を設けてミニインフレに
持って行くと云う手法は大変危険な賭の様にも思えます。

そのため日銀は来年から期限を決めず国債等を毎月13兆円ずつ買い続ける「無期限緩和」
に踏み切りました。

豊沢な資金を市場に流し、企業を支援し雇用を促進して金廻りを良くして経済を活発化する
のが狙いです。

当然物価高と悪質なインフレが懸念されますが、政府は手綱をしっかり持って居れば大丈夫
と言って居る様です。

果たして阿部首相の思惑通り事が運ぶのでしょうか?

世論調査では阿部内閣の支持率は72・7%と前回調査より6・1ポイント増の高率となった。

安倍内閣の施策を国民は支持して居ると見るべきでしょうか?

黒田日銀新総裁は国会の同意を得て、政府主導の金融緩和政策等を加速して行く事でしょう。

ただ日本の経済には不可欠でも私達年金生活の高齢者とっては、物価高を伴うアベノミクスや
大胆な金融緩和政策はどうしても好感が持てませんね。