日々好日

さて今日のニュースは

日銀総裁任期前辞任の意味するものは?

2013-02-06 08:32:25 | Weblog
白川日銀総裁は4月8日の任期満了を前に3月19日辞任する事を安倍首相に伝えた
と言うニュースが流されました。

僅か20日ばかり早くなっただけだと言う向きも有ろうかと思うが意味するものは重い。

安倍首相は新しい日銀法に見直す方針を立て日銀を政府の監督下に置く工作を労して
居ます。

振り返れば1998年日銀の独立性を高めた新日銀法が施行されてから、時の政権とは
一歩離れた立場をとり日銀の孤高性を貫きました。

処が日本経済は再生出来ず、経済低迷が続き「失われた20年」は全て日銀の金融政策
の失敗にあると責任を転嫁され糾明され出した。

特に安倍政権に変わってからは、経済再生最優先政策をとり、日銀の金融緩和がまず
槍玉に挙がりました。

デフレ脱却には物価上昇目標2%を設定し、ミニインフレでバンバン金を発行して
経済を活発化して雇用増進し、所得倍増で物が売れる世の中にする事を目指す。

此に対して日銀は大変危険な賭で物価目標2%設定には消極的でした。

が今回の衆院選結果を翳し、民意は我に有りとばかり、政府方針に日銀を従わせる事に
成功したかに見えました。

しかしドッコイ其処は今までの日銀の面目がかかって居るので最後の悪あがきは任期
満了前の日銀総裁辞任と云うささやかな抵抗を試みたと云う事かも知れませんね。

此まで日銀の二人の副総裁の任期は日銀総裁の任期満了前となって居たが、今回白川
日銀総裁が二人の副総裁の任期満了に合わせて辞任したことにより今後は日銀総裁と
二人に日銀副総裁人事は同時スタートとなります。

この人事は衆参両院の同意が必要ですが、前の民主党政権時代とは様相が一変して
すんなりと承認され安倍政権の思いのままになる新たな日銀体制が構築される模様。

此処まで来たか尖閣諸島戦争ゲーム

2013-02-06 07:38:19 | Weblog
中国側は習近平体勢になってから益々尖閣諸島問題で本腰を入れ来ています。

どうやら強行主張する軍部関係の暴走とも云われ極めて危険な状況です。

尖閣諸島周辺での領空侵犯・領海侵犯は日常茶飯事となり彼等に云わせると領海侵犯は
日本側と云う事になって居ます。

今まで見向きもしなかったこの島に非常な関心を寄せだしたのは、大平洋への覇権の確保
と海中資源開発に無くてはならない拠点と云う事に気づいたからでしょう。

中国は得意の四角い物を円いと言い含める手法で世界に向けてアッピールしました。

一番心配なのが日米同盟ですが、どうやら米国民主党は中国贔屓で日本には及び腰と見て
この頃は余計嵩にかかり挑発して来た感じです。

益々エスカレートして来る戦争ゲームとうとう事態は艦船発砲寸前の射撃レーダーによる
捕捉と云う事態までに発展して来た。

射撃レーダーによる捕捉は将に一発触発の危険な状態です。

何時でも引き金は引けるぞと云う脅しと、サアどうすると云う挑発行為です。

射撃レーダーを照射された海上自衛隊艦船は、まかり間違えると炎上撃沈と云う事態になり
かねない極めて危険な状況です。

日本政府は中国側の意図が判らないとして居るが明らかに日本側を威嚇する意図が見えます。

発表によるとレーダー捕捉を行ったのは中国海軍所属のフリゲート艦です。

又照射を受けたのは佐世保を母港とする護衛艦です。

両艦船の距離は3キロ。照射は数分間と云う事です。

因みに射撃レーダーの照射とは敵の艦船・航空機にミサイルや大砲等の照準を合わせるために
レーダーを発射し相手の速度・自分との距離を把握しミサイル等発射誘導させるための行為
となって居ます。

其処には撃墜・撃沈の意志が組み取られ明らかに戦闘勃発寸前と云う極めて危険な戦争ゲーム
です。

今此処で戦争を始めて両国とも失う事が多く、得をする事は余りないのではないか?

米国が何処まで日本の事を気に掛けて居るか?の試金石にもなる良い機会と云う向きもあろうか
と思われますが、日本は今災害復旧・経済再建と云う国難に向かい、のたうち廻っています。

そこの処が中国側の狙い目であるのかも知れませんが、もし引き金を引いたら其れこそ世界は
大騒動になります。

両方とも其処までの度胸はまだ定まって居ない様で、誠に危険な戦争ゲームと言わねばならぬ。