どうなる婚外子差別見直し法案

最高裁が婚外子の遺産相続分が摘出子の半分とする民法９００条４号のただし書きは
憲法１４条が保障する法の下の平等に反すると言う違憲判断を出しました。

自民党は相続格差を解消する民法改正への手続きを開始しました。

処が自民党内には、法律婚が５割を切ってよいのか？民法の規程は国民感情に添った
もので改正の要なしと言う意見が多く、中には婚外子を作って財産分与で家族崩壊を
招く、国民の常識と最高裁に判断は違うと言い切る党員まで出て来た。

処が連立関係にある公明党は、速やかに今国会で改正案を成立すべきと強固な姿勢を
崩して居ません。

シングルマザーはむしろ勲章と言う感があるご時世です、婚外子問題は無視出来ない
と言うのも理解出来ます。

いまや夫婦別姓も可能と言う世の中ですので、現在結婚とは？家族とは？が問われる
時代です。

そんな時代に婚外子がどうのこうの揉めているのはナンセンスと言う説もあります。

此は私見ですが、矢張り適切な法律婚が正常な社会構成で、婚外子を特別視とする
民法改正には疑問を感じますね。

その点保守的自民党議員の意見を支持します。

会計検査院復興予算使用状況公表何故使われなかったか？

東日本大災害は、史上最大の大災害として國を挙げて復興に努めて居ると信じて
居たはずが実は・・・

と言う事を２０１１年度・２０１２年度復興関連予算関連の調査結果を会計検査院
が公表しました。

結論から言うと２０１１年度・２０１２年度の復興予算は総額で１９兆８９４９億円。

消化率は７７・２％の１５兆３６４４億円、その差４兆５３０５億円は使われてない
と言う事が判明した。

しかも未使用のうち２兆３２７４億円は不急不要な額である事。
残り２兆２０３０億円は１３年度に繰り越された。

復興予算の執行が補助金２兆８６７４億円を出して設置した復興関連基金９０事業で
その都度取り崩し型で行う方式もあるが、平均消化率は２８・７％で８２４４億円
しか使用されてないと言うのもあると言う。

中には国庫に返納されたり、１３年度以降に延ばされるのか未定の事業も可成りあり
との事。

シロウト考えでは大変な事が起きたので、まずは予算をと各省庁がぶん取り合戦を
行ったが、資材不足・人出不足で思う様に復興工事が捗らない。

その上被災地の住民と調整が出来ず、消化出来ないのが原因と考えられますね。

中には不適切支出も見られ、可成り杜撰さが指摘されて居る。

被災地では早急復興が叫ばれ、そのためにも復興費の執行が待たれています。

処が被災民の願いは、自治体の思惑や住民の思惑等、さては人出不足・資材不足で
復興工事は進まず復興予算は２割が使われず国庫返納や先延ばしにされて居る事を
明らかにしたものです。

今後は東京五輪のための交通機関等のインフラ工事が始まって居るので益々資材や
人出不足を招く恐れがありますね。

それにしても４兆円もの復興費が使われてなかったとはね・・・