日々好日

さて今日のニュースは

亡霊的存在の小泉氏勝手放題の発言続く

2013-11-13 08:52:33 | Weblog
今だ小泉信奉する人達が居て政界に影響力を及ぼす小泉元首相です。

小泉氏は政界を引退し、自民党議員でなく極く当たり前の普通の市民です。

その様な人が日本記者クラブで、脱原発問題や首相靖国参拝問題で大きく吠えた。

小泉氏は内外の記者350名の前で「原発ゼロ」の決断を安倍首相に迫り後の問題は
どうにでもなると無責任な発言を行った。

これは独特の小泉劇場のプァーホマンスとも取れます。

此まで小泉氏は名古屋・千葉木更津・横浜と脱原発のノロシを上げて来ました。
世論を動かして脱原発へ大きく方向転換させようとする作戦でしょう。

まず原発の放射性廃棄物・核ゴミの問題から入り廃棄物地下埋蔵の最終処分場すら
決まってないのに原発存続は無責任と断じた。

10万年保管するフインランドの例をとり原発は即刻廃止を決断すべきと叫んだ。

現在野党は全て原発廃止に傾き自民党一部だけが賛成だから、決断すれば実行可能
と説く。

大変国民受けのする演説ではあるが、無責任の発言の誹りは免れない。

誰も好きこのんで原発の存続を願っては居ないと思います。

しかし現在の様に経済が膨大し電力無くしては繁栄なしとまで言われる今、原発に
変わるエネルギィーはありません。

其れでは現在原発稼働ゼロで充分やって行けるではないかと反論があります。

確かにそうですね、しかし此には各電力会社の綱渡り的経営で成り立って居るとも
言えます。

発電能力も会社経営でもぎりぎりの崖っ淵の操業でそう長くは続きません。

稼働停止された原発の維持管理には莫大な費用がかかり、もし廃炉にしたらそれ以上
の費用と時間がかかります。

現在発電の燃料は海外から輸入する液化天然ガスLNGに頼って居ます。

LNGの値段高騰や海外での燃料獲得競争激化で段々入手困難になる可能性すら見えて
来ました。

太陽光発電や風力発電が次々と出来つつ有るが、コスト・安定性にイマイチ問題がある。

其れに太陽光等の再生可能エネルギィーは増えれば増えるだけその費用は皆我々が
負担する様になって居るので、我々にとっては頭の痛い事です。

その様な事に関わりなく、国民受けを狙い脱原発を叫ぶ昔の人。

責任がなくて良いですね。

処で小泉氏はその席で昔中国の胡錦涛国家主席が靖国参拝中止が首脳会談の条件と言われた
の対し拒否し靖国参拝を明言しない事を条件に首脳会談をしたと自慢話しを披露した。

更に小泉氏は今の安倍首相の対応は的を射てると持ち上げ、中国も大人げないと首脳会談に
応じて来ると楽観論を打ち挙げた。

因みに首相の靖国参拝にイチャモンを付けて居る外国は韓国と中国だけで問題にならないと
宣まわれました。

問題にする程の事ではないが、何か気に掛かる小泉氏発言ですね。

長崎地裁・確定判決と真反対の諫早湾開拓開門差し止め仮処分出す

2013-11-13 06:54:01 | Weblog
長崎地裁が、前の福岡高裁で確定した試験的諫早湾開拓開門に対して、開門すれば農業
漁業にも悪影響を及ぼすと開門差し止めの仮処分を出しました。

この相反する司法の判断に現地は益々混乱して居る様です。

事の初めは國の公共事業に固執した國が強引に、諫早湾開拓工事着手した事から始まる。

國が推進した諫早湾開拓に対し、漁業被害が出たので即開門と、漁民が佐賀地裁に裁判を
起こしました。

此に対し佐賀地裁は諫早湾開拓工事と漁業被害の因果関係を認め、試験的開門を命ずる
判決をだした。

此を不服とした長崎県は福岡高裁に上告したが、福岡高裁も佐賀地裁の判決を支持した。

当然國が行った公共事業ですから國が責任を持って対処するものと思って居たら、当時の
内閣は民主党の菅内閣です。

公共事業反対を掲げる政党ですから、福岡高裁の判決に従うと控訴断念を発表し判決が
確定した。

しかし諫干開門すれば、折角軌道に乗りかかった農業が潰滅し開拓締め切りでやっと
水害被害から免れた沿岸農民の願いが砕けるとして長崎県側は強固に反対した。

今度は長崎側が開門差し止め仮処分の訴訟を起こしました。

本年末の期限に対して事態は膠着し何等解決の目途が立って居ません。

この様な時に出た今回の長崎地裁の開門差し止めの仮処分判決です。

佐賀地裁の判決には漁業への悪影響の因果関係証明が不明確で、もし開門すれば農業
被害も、漁業被害も甚大で得る事は少ないよって開門差し止めの仮処分を出したと
長崎地裁は説明しています。

此までの経緯を振り返ればオカシイ事ばかりです。

そもそも諫早湾開拓は食糧難時代、國のプロゼクトして、八郎潟開拓・児島湾開拓と
同じ様に南総開拓として計画された国家公共事業でした。

八郎潟や児島湾開拓は次々と出来上がったが南総開拓は地元住民の反対で頓挫した。

処が諫早水害で大きな被害が出て今度は防災のために、規模を縮小し諫早湾開拓工事
として國が強行しました。

農地は5分の1程で後は防災と農業用水のため真水湖として締切り工事が進められた。

有明海には対岸の熊本市が熊本水害の際出たゴミで宏大な農地を開拓して居るし、また
新しい新熊本港建設で今も宏大な海が埋め立てられて居ます。

これは佐賀県も福岡県も勿論長崎県も似たりよったりで思い思いに有明海を埋め立てて
狭くして居ます。

当然有明海の海水の流れに異変が出てくる事は当然の事です。

漁民は全て此を諫早湾開拓に罪を負い被せてしまいました。

まず批判の多い国家の公共事業であった事。
時期的環境問題が叫ばれ出しドロに住む魚介類の死滅が大きく扱われた事。
開拓堤防締め切りにギロチンと言う派手なパァフオーマンで演出した事。
漁民側の佐賀と農民側の長崎県の戦いでもあった。

宏大な佐賀平野を持つ佐賀県、猫の額程の農地しかない県で離島の多い長崎県。
両県の違いは他にも、長崎県の蔭に隠れた佐賀県等の確執もありそうだ。

話しは逸れたが、今回一番の問題点は菅総理が最高裁までの上告する道を閉ざして
國が無責任に逃げた事でしょう。

此まで司法は色々事由をもって因果関係の証明が出来ないので却下して来たが、
佐賀地裁が初めて因果関係を認めて試験的開門の判決を出した。

此を又福岡高裁が支持して判決が確定しました。

いわば漁業者や佐賀県寄りの判決を出した事です。

今回の開門差し止め判決は、やっても益のない開門はお互いに損する事と言う極めて
常識的判決と思います。

漁業者は、出来れば諫早湾開拓全てを否定したのでしょうが、其れが敵わないなら國に
対して莫大な弁償金を要求する根拠が欲しいと言うのが狙いではないかとも思われる。

そのためどうなろうが知った事ではないと言うのが本音でしょう。

此は國が原発に手を染めてニッチもサッチも行かなくなった現在と良く似ていますね。

止めるべきか、進むべきか?

その間無駄な時間と経費を浪費する。

問題は福岡高裁の開門命令が優先するかそれとも後で出された開門差し止め仮処分が
優先するか?

余り関係ない外野が側から囃し立てるので余計問題は混迷して来て居る様ですね。