日々好日

さて今日のニュースは

どうなる教育委員会制度改革

2013-11-19 08:00:14 | Weblog
教育委員会をどうかしなければならないと言う論議が起きてだいぶ経ちますね。

現在教育委員会制度改革は、中教審教育制度文科会で討議されて居ます。

教育委員会は自治体と一線を画し、予算等は要求するが、事教育については自治体に
口出しさせないと云う強い態度で望み何処ででも諍いが絶えませんでした。

国旗掲揚・君が代唱歌等が一番分かり易いと思われます。

一部偏重した教諭による偏向教育、イジメ等隠蔽工作等々色々問題多発でした。

浮かび挙がって来たのが「クビ長」を教育行政の最終責任者にすると言う案です。

分科会は教育行政の決定権限を持つ執行機関を首長に移す案。
新たな教育委員会にして執行機関を残す。

両案を併記した中間纏めを公表しました。

首長を執行機関にすれば、教育現場への介入が強まるとの懸念がある。
現状維持も問題が多すぎるので、新たな体制の教育委員会を執行機関とする案。

其処で文科会は、文科省が示した首長が執行機関となった場合、教育方針を立てる際
教育委員会の審議を義務づける首長執行機関方式案をまず提言。

出来上がった方針に首長が従わなければ教育委員は是正勧告出来る事を提示した。
ただ此には法的拘束力はない。

此で教育長は首長の部下になるが、首長が直接指示出来るのは適性を欠く事務執行や
子供達の生命身体の保護の必要な特別の場合に限定される。

次に教育委員会を執行機関とする案には、首長が関与出来る範囲を従来より広げる。
学校の統廃合等環境整備面では教育委員と協議し首長が決める。
教育行政に問題があると首長が判断した場合、教育庁に調査・勧告が出来る事とした。

ただ教育委員会の暴走とされるのは、一部の自治体で、大半は自治体から支配されて
居ると言うのが現状で何も変わらないのではと云う気がしてならぬ。


福島第一原発4号機廃炉に向け核燃料取りだし開始

2013-11-19 06:48:00 | Weblog
東京電力は原発事故後手つかずの福島第一原発4号機使用済み核燃料プールに保管
して居る未使用燃料22本を取り出しにかかった。

手始めに4本を無事「輸送容器」に装填完了した。

装填された容器は、4号機から運び出して100メートル離れた「共用プール建屋」
移送されます。

4号機使用済み核燃料プール内には原子炉建屋爆発で落下した細かいガレキがあって
プール内の核燃料棒が入ったラックから一本ずつ引き抜くのは大変至難の作業とか。

9時開始で8時間余りかかり4本の未使用燃料棒を取りだした事でも大凡の作業内容
が察知できますね。

チョットしたショックで臨界事故が起きるやも知れないと言う大変危険作業です。

この使用済み核燃料プールは文字通り原子炉で使い終えた核燃料や一時的取り出して
保管するプールで4号機には1533本の核燃料が残っています。

この核燃料は厄介な物で核分裂を終えても熱や放射線を出し続けます。

そのため水温40度前後で冷却しなくてはなりません。

今回の4号機等の爆発事故は冷却装置を動かす電源が津波・地震で壊れ、水温が80度
を超えて爆発事故が起きたと見られています。

従って一刻も早く安全な建屋に移送せねばなりません。

東電は30年40年と続く廃炉工程を3期に分けて作業する事として居ます。

第1期は原子炉の安定的冷却の維持に努める。
第2期が使用済みプールからの核燃料取りだし作業。

今回原発事故以来初めて核燃料の取りだし作業にかかり第2期工程に着手した事になる。

因みに4号原子炉内には核燃料は入ってなくて、4号機プールの燃料1533本の内訳は
202本が未使用・1331本が使用済みだそうです。

核燃料はこの世の救世主にもなり、悪魔の権現にもなるのですね。