日々好日

さて今日のニュースは

中国三中総会問われる習体制軍益々日本敵視化か?

2013-11-10 07:27:59 | Weblog
今年3月習近平国家主席が就任後初めて開かれる中国共産党第18期中央委員会
第3回総会(3中総会)が開催されて居る。

中国は共産党が全てを握り、日本の内閣に当たる「国務院」。
国会に相当する「全国人民代表大会」。
人民解放軍も共産党の軍隊です。

その共産党最高機関が5年に1回開かれる党大会。
其処で205名の中央委員と177名の中央委員候補が選ばれます。

党に代わり党を指導するのが「党中央委員会総会」で1年に1回開催。

習近平氏が1中総会で総書記に選ばれ、2中総会で国家主席に就任しました。

3中総会は党大会の1年後に開かれ、重要な経済改革の方針等が決められます。

今回の3中総会の焦点は中国経済成長の路線を変えるはどうかでしょう。

現在中国は世界第2位のGDPを誇り、昨年党大会では20年までにGDP国民
一人当たり所得を2010年比で倍増と言う長期目標を打ち出しました。

しかし輸出・投資依存の成長路線に陰りが見え鈍化して来ました。

投機資金による不動産バブル・資源浪費の環境破壊、地域格差によるヒズミが噴出。

中国の不動産バブルは何時弾けてもオカシクない様膨張しています。
北京等は襲い来る公害物質を含むのスモッグで視界を遮られる毎日。

内陸部との格差は不満が爆発寸前と言われ、3中総会開催中地方から人民が集まり
指導部に抗議を続けています。

其れに中国は民族抗争の火種を抱えています。

チベット族やウイグル族外モンゴル族と漢民族との紛争です。

先日の天安門で抗議の車が突入炎上した事件は習体制を揺るがす大事件となった。
中国政府は此は組織的ウイグル族のテロと断じて力で圧制しようとしています。

又ネット先進国となった中国のネットの威力はもの凄く、國の一つもフット飛ばし
威力があります。
それだけに誘導次第では世界を変える力さえありそうです。

政府は習体制の腐敗や不正を暴く告発を新たな猛威と位置ずけて規制を賭けています。

このネットを利用した中国国家の日本叩きは今も続いて居る様ですね。

処で中国軍の気になる情報が流れて居ます。

それは中国人民解放軍が東シナ海で日本の防空識別圏と重なる中国の防空識別圏設定を
検討して居ると言う情報です。

先にも申しました様に中国人民解放軍は中国共産党の軍隊で中国政府の軍隊ではない。

領空権問題に新たに一石を投じようして居る事です。

現在中国には陸軍中心のため防空識別圏設定はされて居ません。

しかし尖閣諸島問題等で空の守りの重要さ気づき急遽設定の動きとなったもの。

もしお互いが不審機侵入とスクランブルを掛けた場合空中で不測の事件が起きないとも
限りません。

大変由々しき問題発生です。

ただ防空識別圏設定は各国が国内法で設定するので、日本は中国に設定反対は出来ません。
同時に中国も日本の防空識別圏についてとやかく言う事はできません。

問題は話しあいで上手くやって行かねばならないと言う事ですかね。