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さて今日のニュースは

変わるか日本の雇用形態

2013-11-11 08:09:43 | Weblog
此まで日本の雇用形態は終身雇用・年功序列制給与でした。

此は世界では珍しい雇用形態で、雇用は必要に応じ雇主と労働者が労働条件や賃金等
雇用契約を結び成立するもので、日本の様に一度就職したら一生を会社に捧げると
言う習慣は、外国では余り類をみない雇用形態と見られています。。

労働者も雇主も契約違反したら勝手に辞められるし、勝手に解雇自由です。

日本はこの終身雇用制度で明治維新後奇跡的発展を成し遂げました。

又戦後奇跡的復興が出来たのもこの制度のお陰で、此に國の強力な輸送船団方式と
言う後押し政策が大きく物をいいました。

克って甲斐の信玄公が「人は城なり」と言って城を造らず人を重用しました。

また戦後復興の礎を作った一人松下幸之助氏は「企業は人なり」とこれも会社が
人間を育て、人間が会社を大きくすると言う信念で会社運営をしたと言う。

処がグローバル化が叫ばれ、競争原理導入、成果主義でないと世界経済で生き残れ
ないと言う現実を日本は突きつけられ大きく変革を求められました。

企業は高級取りのベテランをリストラして短期雇用非正社員に切り替えた。

年功序列型給与体制は崩れつつあって、今や実績型給与体制となりつつある。

企業は大半が正社員と非正社員で構成しないと生き残れない様になった。

この正規社員と非正規社員雇用形態は大きく日本経済発展の足を引っ張る様になった。

とうとう政府は労働者の雇用拡大や賃金アップを企業にお願いする様になりました。

そのため法人税や、雇用促進や賃上げ協力企業に対し、課税面で優遇策や支援金等を
ばらまくと言う程です。

この他に政府は正社員と非正社員の中間的存在の社員を検討し「限定正社員」制度や
「解雇特区」制度を検討を提言しています。

限定正社員制度は仕事内容・勤務地を限定して雇用される正社員で簡単に解雇可能。

解雇特区は、地域を限定し欧米並みに雇用・解雇自由の雇用を認める制度です。

生活が不安定な非正規社員を条件を満たせば正規社員にする義務を企業に負わせれと
言う政策も行われて居ます。

日本の雇用形態は今後正規社員と非正規社員により成り立つのだろうか?

いつその事、労働雇用契約重視の欧米型に変われば正規社員とか非正規社員とか言う
問題は起きて来ませんね。

ただ其れでは日本の企業が成り立たなくなる可能性が出てきます。

社員を信用できない企業では到底発展は望めませんね。

何れにしても日本の雇用形態に変革を求められて居る事は事実の様です。