日々好日

さて今日のニュースは

JA等農業強化策とし世界へ攻めの体制検討

2013-11-12 08:38:50 | Weblog
TPP交渉では関税完全撤廃を叫ぶ経団連と日本農業崩壊を招きかねないTPP参加
反対を唱える相反する二つの団体が、農業強化策を話し合う、作業部会を立ち上げて
初会合を開きました。

この席で農産物の輸出拡大・生産性向上に向けて連携に向けた具体策を検討する事を
決めた模様。

日本の農業も外国の農産物に負けない様生産性を向上させて、海外に輸出を促進しよう
と謂わば攻めの農業についてに話し合いですね。

TPP協定参加に際し、関税撤廃対象外に農産物コメ麦等5品目を必守しょうと言う
動きと、この際農業を強化して海外に輸出しようと言う二つの動きがあります。

今回はこの後者の一つの動きで農業推進のJAと産業界トップの経団連が話し合いを
始めた事になります。

肝心の農家がカヤの外と言うのも少し気になりますね。

政府は2018年度から減反政策廃止を打ち出し、食用米から飼育用コメ生産奨励
の方針を打ち出しています。

又政府は小規模農家の切り捨て、大規模農業への集約化路線を走り出す事を宣言して
居ます。

減反補助金打ち切り、農家所得補償制度廃止等出されると日本の農業は崩壊の危機
と言う説もあながちウソではなさそうな気がします。

今回この作業部会では大手企業がJA等と協力して農地集約化して、企業が農業参加
し大規模農業化を実現させる。

生産された農作物は海外輸出を図ると言う構想です。

政府の思惑通り農業保護から農業自立の選択です。

果たして其処まで上手く行くか?そう簡単な事ではなさそうだ。

米国のコメは安く味も日本のコメにひけを取らない程になって居ると言う。

安全性を強調した高い野菜が何処まで世界市場に通用するか?

これから突きつけられる高い壁が待ち構えて居る様だ。

道徳教育正式教科格上げか

2013-11-12 07:00:50 | Weblog
道徳教育とは昔の修身の様に人となりて、備えて置くべき最低の教えとされて居ます。

戦前の修身が儒教主義的道徳観で国策に利用され國を誤った方向に導いてしまったとの
反省で、修身は徹底的に否定された。

戦後全て変わり、個人主義や自主性が叫ばれ、俺が俺がの世界になり是では駄目だと
小学生から始まったのが道徳教育です。

目的は小さい時から、道徳的心情を教育し何が良いか?何が悪いかの判断力を持たせ
積極的実践力を持たせる教育を行うとしています。

現在道徳教育は、学習指導要領には規定されて居るが正式な教科になって居ません、
従って教育評価の対象外で、小学校の英語教育と同じ様に特別活動とされて居ます。

小中学校は学習指導要領で道徳の時間は35単位とされて居ます。

此は週1回小学校では45分、中学校では50分の授業を、年間35週行う事を義務
づけています。

この道徳教育には賛否両論で昔の軍国教育の再現かとか、此の厳しい世の中で道徳
教育はナンセンスと言う極論から、人として生きるべき道は喩え時代が変わっても
同じものだから、道徳教育は必要と言う説が両立しています。

今回文科省有識者会議「道徳教育の充実に関する懇談会」で正式教科でない道徳の
時間を正式教科に格上げすべきと言う報告書案を提示した。

検定教科書使用・記述式評価の導入が柱ですが5段階数値評価はしない事として居る。

文科省は中教審の議論を経て2015年度に正式教科化する意向との事。

検定教科書は2015年に間に合わないのでその間は今道徳の時間に使用して居る教材
「心のノート」を全面改定し来年度から全国小中学校に配布する事としています。

また道徳の授業には教員免許は必要とせず、小中学校とも担任が受け持つ事としています。

この道徳教育には國が特定の価値観を教え込む危険性も指摘され今後議論を呼びそうです。