第186回通常国会が24日から始まり、衆院本会議で安倍首相は施政方針演説
をしました。
首相はまず自らの持論「積極的平和主義」実現のため、集団的自衛権について
対応を検討する旨を初めて表明しました。
と同時に日本経済は景気回復に向かって居るとし今国会を「好循環実現国会」と
名付け、企業の賃上げ実現・規制緩和を行う決意表明した。
経済の好循環を確実に行い、安全保障政策を強く打ち出す、この「二正面作戦」
が安倍首相の今国会の戦略だとの事。
施政演説のポイントは下記の通りです。
積極的平和主義を強調し集団的自衛権行使容認のため憲法改正する。
東シナ海上空への中国防空識別圏設定や海洋進出等権益拡大の中国を批判。
経済好循環実現に強い決意。
4月の消費税増税対策に全力で当たる決意表明。
東日本大震災復興で更なる徐染強化。
復興のための交付金創設。
原子力規制委員会の安全性確認がないと原発再稼動はないと明言した。
具体的経済政策とし2020年東京五輪への中期目標設定通り行う。
国際戦略特区の具体的地域は3月中に指定。
企業への設備投資減税・研究開発減税の拡充を約束。
消費税増税による景気腰折れ防止で5・5兆円補正予算を組む。
外交安全保障では日米関係を基軸強調。
ロシア・トルコ首脳との外交成果強調。
中国の防空識別圏区設定や沖縄尖閣諸島周辺への領海侵入を批判。
東京都知事選で争点になって居る原発問題では依存度を低減させる。
安全規制を満たない原発の再稼動はないと言い切った。
今国会中の正念場を迎えるTPPでは「攻めるべきは攻め・守るべきは守る」
との従来の主張を繰り返した。
東京五輪では女性の積極的登用・英語教育の強化等を示した。
また教育委員会制度改革・道徳の教科化・教科書改善等にも言及。
輝かしいビジョンの披露となったが必ずしも夢多きものではない様だ。
どれをとっても色々と難問が山積しそうで簡単に行きそうにない。
首相が力説する景気好循環は思ったようには進行してない気もします。
それに4月の消費税増税でどの様な事態が持ち上がるか予想困難。
今回の安倍首相の施政演説程々に聞いたが宜しい様で・・・・