NHK会長交代劇には官邸側の配慮が噂されて居ましたが、今回NHK会長就任
の記者会見でその結果が出て、世間の注目を浴びて来た。
本人としては正論かも知れませんが、本来中道であるべき公共放送と云われる
NHK会長の発言としてどうかとの批判が起きて来た様だ。
まず尖閣・竹島の領土問題では明確に日本の立場を主張すべきと此は当然の
発言です。
特定秘密保護法については成立したので云っても仕様がない事、余りカッカしても
どうしょうもないと、これまた常識的発言。
慰安婦問題でも今の感覚ではひどいが当時はどこの国でもあった事、個人的
見解として韓国が日本だけ強制連行したとして問題視するのはおかしい。
補償はすでに日韓基本条約で全部解決済みと歯に物を着せない発言。
云って居る事は少しも間違っていません。
まるで阿部首相を代弁する様な明白なコメントです。
ただ公共放送のリーダーとしての発言としては少し問題がある様だ。
当然この際世間の注目を集めたい有識者と称するどこぞの大学教授がここぞと
ばかり反撃ののろしを上げた様です。
野党も一斉に阿部首相の思惑で決まったと云うNHK新会長追及を始めた様だ。
またNHKの経営委員も反阿部首相が残存して居るので、慰安婦問題では早速
批判をしだした様です。
NHKの経営委員は12名で決定は9名以上の賛成を必要とすると定められて
居るが昨年NHK会長交代劇で阿部首相に近い人を決定し、経営委員にも
官邸側から4名の経営委員を送り込みました。
今までの経営委員が8名残っていますので、経営委員の中から批判が出て来る
のは当然の事ですね。
ただ日本人としては、当時の朝鮮の状況や戦争中の特殊事情を考慮せず、現代
の感覚で云々するのはどうかと思います。
一時売春立国と噂された韓国が今頃この問題を取り上げるのにはそれ相当の
理由があるのでしょう。
それに眉唾とも云われ一売春婦の発言に飛びついて騒ぎ立てるのもどうかと思う。
確かに人生の大半を賎職で過ごさせられた事には同情しますが時代の流れが
その様な事になった事も事実です。
またその補償は日本の莫大な援助金で話がついて居る事も事実です。
それをまた今頃になって蒸し返すのはルール違反です。
その様な正論は歴史認識が足らないからと一蹴されるが、では韓国がベトナム
で行った残虐行為はどうなんだと反撃したくなります。
しかしここで色々云っても詮かたない事です。
お互いに理解する事が両国にとって一番良い事ですね。
そう云った意味からは今回のNHK新会長発言は正論ではあるが、配慮に欠けた
発言と云われても仕方ないのかも・・・