阿倍首相は今回の参議院選完全勝利でアベノミクス政策は国民に信任されたと判断し
10億円規模の2016年第2次補正予算案編成を明らかにしました。
財源は赤字国債発行も辞せず、16年度GDP成長率は0・9%まで、下方修正するが
2020年のプライマリバランス黒字化目標は堅持する旨合わせて明言しました。
一方政府も経済財政諮問会議を開き2016年度経済見通しを公表しました。
今年の1月試算した、16年度GDP成長率1・7%を、0・9%に下方修正する。
17年度GDP成長率は1・2%とする。
政府はこれまで国と地方のプライマリーバランスは20年度黒字化実現。
名目GDP600兆円実現。
実質GDP2%・名目GDP3%実現。
を公言していましたが、これを大きく修正した事になります。
会議では17年度予算編成や今後の経済財政運営について1億総活躍社会実現を
通じ経済成長についての提言もあったそうです。
政府は赤字国債発行も辞せずと経済政策優先する一方で、財政の健全化の希望も
捨てないと云う相反する政策を行う意向の様ですね。