日々好日

さて今日のニュースは

国と地方自治体との喧嘩

2016-07-30 08:15:59 | Weblog

今朝の西日本新聞の社説は国と地方自治体の係争を取り上げていました。

現在国と沖縄県とで米軍普天間飛行場移設巡って翁長沖縄県知事が国を相手に喧嘩
を売っています。

これまで国と地方団体との喧嘩は結構あったが、国家権力には勝てず地方が泣く
のがこれまでの定石でした。

今度は違う様です、知事に云わせると沖縄県民総意の意見で米軍基地撤廃の戦いと
の事です。

これに対し今回は沖縄だけの問題ではなく、我が国の防衛問題や、日米同盟に関わる
問題ですから、そう簡単には引けません。

あくまで理想論で押して来る翁長沖縄県知事と立国の立場で対応する国。

現在国と地方の係争調停役の第三者機関として「国地方係争処理委員会」が在るがこれが
完全に無視されて機能していないと云う説です。

昔は国と地方は、上下・主従関係でお上のご威光には逆らえませんでした。
処が現在地方自治が叫ばれて一応、対等・協力関係になっています。

そんな中で起きた国と沖縄県との係争です。

社説では沖縄県側に立った擁護をして居ますが、国の安全はどうなるのかと反論したい。

沖縄の苦悩も判るが、現在も事実は沖縄は米軍に占領されたままのと云う現実がある。
それに日本が置かれた世界的立場もあります。

国あって国民なのか?国民あって国なのか?

これは永久に続く論争ですね。


年金運用損5・3兆円リーマン後最大赤字記録

2016-07-30 07:28:05 | Weblog

年金受給者には些か気になるニュースが飛び込んで来た。

其れは公的年金積立金を運用する、年金積立金管理運用独立行政法人機構が2015年度
運用損失が5兆3098億円だったと発表した事です。

これは阿倍政権の思惑で高い利益を狙い株式割合いを増やした事が逆目に出て、株式価格
下落で5年ぶりの赤字となったそうです。

政府が介入すると禄な事にはならないのよい見本です。

積立金運用は一種の賭けですから浮き沈みは当然の事ですが、矢張り5年振りの赤字と聞くと
ショックですね。

政府は年金積立金を経済成長の一翼を荷負うために、14年度から株式投資割合を国内外で
計24%から50%に引き上げました。

その結果15年度は国内株式で3兆4895億円赤字。
外国株式で3兆2451円の赤字で合計6兆7346億円の赤字となった。

国内国債は2兆94億円の黒字で外国債券は6600億円の損失でした。

機構側は過去10年間では32兆円の利益を上げて居るので単年の赤字でオタオタするなと
云いたい様です。

単年の利回りはマイナス3・81%で可成り悪いが今までの平均運用利回りは2・68%を
確保して居るとの事。

なお16年3月末年金積立金総額は140兆6271億円。
年間国家予算を上回る額です。

この内機構が運用して居る積立金は134兆7475億円だそうです。

資産構成は国内債券37・55%で、外国債券13・47%。
国内株式21・75%で外国株式22・09%。
他に短期資産5・14%です。

保有株式ではトヨタ1兆5499億円、UFJフィナンシャル8229億円等・・
外国株式ではアップル等々・・
国内債券は日本国債が8割だそうです。


日銀今度は上場投資信託を現行の倍額拡大の追加金融緩和に踏み切る

2016-07-30 06:48:48 | Weblog

日銀は金融政策決定会合で上場投資信託の購入額を現行の年間3兆3千億円から倍額の
6兆円に拡大する、追加金融緩和策を決定した。

上場投資信託とは、取引所に上場して居る投資信託の事で日経平均株価等と値動きが
連動し、株式の様に販売出来る利点があり、安全性も高いと見られる。

日銀はこれまでの国債買い入れや日銀マイナス金利が手詰まりのなったとは考えてない
とはっきり言明し、金融機関から国債を大量に買い入れる緩和策も年80兆円増加ペース
を維持するとした。

今回の期待された追加金融緩和策が小規模な上場投資信託購入に終わった事に失望感を
抱く向きもあったとの事。

日銀も思った様に物価上昇が見られず苛立ちも見られる様だ。

米国FRBはまたもや政策金利引き上げを断念したとの報もあり、世界経済の流れは
まだ低迷中なんですね。

 今回の金融施策は政府が近く決定する28兆円規模の経済対策と歩調を合わせたものだが
効果の程は疑問視されて居るとの事。