長崎新幹線は運用に大きな鍵を握る軌間可変電車フリーゲージトレインの開発が巧く
行かず頓挫しています。
ひとまず新幹線と在来線を乗り継ぐリレー方式で暫定開業が決まって居ます。
このリレー方式は九州新幹線全面開業前に取られた方式です。
JR九州はまず22年にフリーゲージトレイン1~2両編成でリレー方式で開業。
全列車がフリーゲーージトレインとなる25年春全面開業とすると発表した。
しかし肝心のフリーゲージトレインの開発は車軸等の不具合で先が見えず耐久試験も
来年夏以降となって居ます。
果たして間に合うのか?疑問です。
フリーゲージトレインは新幹線区間で時速270キロ在来線区間で130キロ走行が
目標です。
フル規格の新幹線が時速300キロ走行ですからそれに比べればオモチヤ同然。
そこまで無理して開発するのは営業用として世界初である事、他の在来線導入で
全国新幹線化が一気に進展する事を期待して居るので、何が何でも成功させねばならぬ
理由があるのですね。
しかし製造コストや維持管理費用は新幹線の3倍かかるそうです。
又新幹線の地元負担額は建設費の3分の1と言われます。
地元ではフル規格の新幹線を走らせろとの要望が強くなって来たが、問題は費用負担
ですね。
先の見えないフリーゲージ計画で果たして効果が期待出来るのか?
疑心暗気ですね。
私は偽新幹線の疑いがある長崎新幹線等不要でそれより在来線の複線化を行うべしと
言いたいです。