今国会2回目の衆院憲法審査会が開催され、2012年の自民党憲法改正草案の立憲主義を
巡り激しい討議が行われた。
立憲主義とは、憲法で国家権力の暴走を止める政治の基本理念だそうです。
これは、為政者の勝手な判断で国民の権利・生命が脅かされないための最後の砦とされる。
今回は2012年の自民党憲法改正草案が立憲主義に反すると民進党が痛烈に批判した。
是に対し自民党は草案は主権在民・平和主義・基本的人権尊重と言う現憲法の三大原則を
堅持して居ると譲らず強腰です。
又共産党は安保関連法で是までの内閣は集団的自衛権行使は憲法で認められないとして来た
が阿倍政権は憲法解釈を閣議決定で簡単に変更して居る、これは明らかに立憲主義に反する
と主張しました。
自民党は集団的自衛権行使容認はあくまで国民の生命・財産・平和を守るためで立憲主義
に反しないと反論し公明党も賛同した。
確かに国際社会では日本一国で存在出来ません、お互い助け合わねば遣って行けません。
国民の生命・平和を守るためには集団的自衛権行使は容認されると言う理論も判る。
戦争はイヤだと言う考えは国民全ての願いですが、同時に自分たちで自分たちを守ると
言う決意も必要です。
日本はそれがよく判って居るが先送りしてきました。
しかし世界情勢がそれを許さなくなり決断を迫られる様になって来た様だ。
日本維新の会は安保関連法が違憲かどうか延々と議論しても終わりがないので、この際
憲法裁判所設置を提案した。
この問題は大変大きな問題で、簡単に結論は出ないでしょうが、状況は逼迫して居るので
早急な決断を迫れている問題でもありますね。