太宰治 昭和27年 新潮文庫版
私の持っているのは平成12年の142刷(!) なんか最近、カバーを変えたら、また売れてるって話は聞いたことがありますが。
昨日の続きを、芥川龍之介のあとを、何につなげようかと考えたんだが、いい案もないので、日本文学つながりで、太宰治にしてみました。(いい加減だ。)
芥川は私にとって日本文学の原点で、高校生のころはマネしてヘンに気取った文章を書いてみたりしたことあるくらいだけど、どこへどう(たとえば漱石に戻るとか?)つなげていいかわからなかったし。
たまたま手元に文庫があったっていうだけでもありますが。
まあ、太宰治は、芥川賞がほしくて、いろいろ画策したんだけど、受賞できなかったって話は聞いたことがありますが。
それはそうと、太宰治に関しても、若いころにはけっこう読みました。
若いころ読むと、「うわーっ、それって俺もあるわ、ああヤダヤダ、人間の弱いとこ見せないでくれよー」みたいな(あくまで、みたいな)感じで、それはそれで面白くて読んぢゃうんだけど、その後、もうちょっと明るくてドライなのを好む方向にいっちゃうと、なんか暗いものを見せられるようで忌避する(大げさ?)になっちゃったんですが。
でも、たまには部屋の灯り消して暗い音楽でも聴くかぁ!みたいな感じで(失礼ない?)、手にとってみたくなることもあったんで、文庫買って読みなおしたりしてます。
最後の「人間、失格。」って一文だけが読みたくて、そこまでを我慢して読み進むんですが、たしかにそこにたどりつくと、いつでもちょっと衝撃はあります。
でも、いま読むと、最初からこのフレーズを用意してて構成考えて書いたんだろうか、それとも勢いで書いたりして後でタイトルつけたんだろうか、とか、変なことが気になります。

私の持っているのは平成12年の142刷(!) なんか最近、カバーを変えたら、また売れてるって話は聞いたことがありますが。
昨日の続きを、芥川龍之介のあとを、何につなげようかと考えたんだが、いい案もないので、日本文学つながりで、太宰治にしてみました。(いい加減だ。)
芥川は私にとって日本文学の原点で、高校生のころはマネしてヘンに気取った文章を書いてみたりしたことあるくらいだけど、どこへどう(たとえば漱石に戻るとか?)つなげていいかわからなかったし。
たまたま手元に文庫があったっていうだけでもありますが。
まあ、太宰治は、芥川賞がほしくて、いろいろ画策したんだけど、受賞できなかったって話は聞いたことがありますが。
それはそうと、太宰治に関しても、若いころにはけっこう読みました。
若いころ読むと、「うわーっ、それって俺もあるわ、ああヤダヤダ、人間の弱いとこ見せないでくれよー」みたいな(あくまで、みたいな)感じで、それはそれで面白くて読んぢゃうんだけど、その後、もうちょっと明るくてドライなのを好む方向にいっちゃうと、なんか暗いものを見せられるようで忌避する(大げさ?)になっちゃったんですが。
でも、たまには部屋の灯り消して暗い音楽でも聴くかぁ!みたいな感じで(失礼ない?)、手にとってみたくなることもあったんで、文庫買って読みなおしたりしてます。
最後の「人間、失格。」って一文だけが読みたくて、そこまでを我慢して読み進むんですが、たしかにそこにたどりつくと、いつでもちょっと衝撃はあります。
でも、いま読むと、最初からこのフレーズを用意してて構成考えて書いたんだろうか、それとも勢いで書いたりして後でタイトルつけたんだろうか、とか、変なことが気になります。
