三島由紀夫 昭和43年 新潮文庫版
私の持っているのは平成3年49刷ですが、文庫発行されたとき著者は存命で、自選短編集ということになってます。
きのうの太宰治から、日本文学つながりで、誰に行くかと考えたんだが、たいして深く考えもせず、手の届くとこに文庫があった三島由紀夫にしてみました。
「憂国」を読んだことがなかったんで文庫買ったんだと思いますが。
前から、どうにも三島由紀夫は、自分には読みにくくて、読んでも面白く感じないんで、数もたいして読んでません。
ところが、いま読むと、スラスラと読めて、しかも面白いのである、うまいなーと感嘆する感じ。どこがどううまいと言われても困るが、メジャーリーグの手練の守備を眺めるようである。「遠乗会」とか「橋づくし」とか、何がどうというわけではない物語だが、読ませられてしまう。
収録作は、
「花ざかりの森」「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」「遠乗会」「卵」「詩を書く少年」「海と夕焼」「新聞紙」「牡丹」「橋づくし」「女方」「百万円煎餅」「憂国」「月」

私の持っているのは平成3年49刷ですが、文庫発行されたとき著者は存命で、自選短編集ということになってます。
きのうの太宰治から、日本文学つながりで、誰に行くかと考えたんだが、たいして深く考えもせず、手の届くとこに文庫があった三島由紀夫にしてみました。
「憂国」を読んだことがなかったんで文庫買ったんだと思いますが。
前から、どうにも三島由紀夫は、自分には読みにくくて、読んでも面白く感じないんで、数もたいして読んでません。
ところが、いま読むと、スラスラと読めて、しかも面白いのである、うまいなーと感嘆する感じ。どこがどううまいと言われても困るが、メジャーリーグの手練の守備を眺めるようである。「遠乗会」とか「橋づくし」とか、何がどうというわけではない物語だが、読ませられてしまう。
収録作は、
「花ざかりの森」「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」「遠乗会」「卵」「詩を書く少年」「海と夕焼」「新聞紙」「牡丹」「橋づくし」「女方」「百万円煎餅」「憂国」「月」
