松本大洋 1989年 講談社 モーニングKC全2巻
きのうのつづき、松本大洋のマンガ。野球マンガ。
雑誌に載ってたときに、一、二回みて、独特の線、野球マンガだったらありそうな効果線がなかったり、本来は線引でピシッとシャープに引かれるべき建物の線とかが妙に不均一で曲がってたり、って絵が気になって、単行本になったときに買って初めて通しで読んだ。
蘭四郎(あららぎしろう)と天草圭(あまくさけい)という若き二人の天才ピッチャーが主人公なんだが、後半は蘭の異端児ぶりが独走しちゃう。
二人の天才的な主人公を立てるっていうのは、たぶん松本大洋の特徴で、「ZERO」も天才ボクサー二人の対決の話だし、「ピンポン」は対照的な二人の天才卓球選手の話、「鉄コン筋クリート」はクロとシロという二人の超人的なキャラの話。で、どの作品も、孤高の天才が、その能力ゆえに、狂気のような世界に入っていくって展開が多く、後半はなかば壊れたみたいにすごいエスカレートしていくんで、ページめくっていくたびテンションあがってきます。体長悪いと、胃にきます。好きなんですけどね。

(ちなみに、このマンガ、絶版らしい。ほんと?)
きのうのつづき、松本大洋のマンガ。野球マンガ。
雑誌に載ってたときに、一、二回みて、独特の線、野球マンガだったらありそうな効果線がなかったり、本来は線引でピシッとシャープに引かれるべき建物の線とかが妙に不均一で曲がってたり、って絵が気になって、単行本になったときに買って初めて通しで読んだ。
蘭四郎(あららぎしろう)と天草圭(あまくさけい)という若き二人の天才ピッチャーが主人公なんだが、後半は蘭の異端児ぶりが独走しちゃう。
二人の天才的な主人公を立てるっていうのは、たぶん松本大洋の特徴で、「ZERO」も天才ボクサー二人の対決の話だし、「ピンポン」は対照的な二人の天才卓球選手の話、「鉄コン筋クリート」はクロとシロという二人の超人的なキャラの話。で、どの作品も、孤高の天才が、その能力ゆえに、狂気のような世界に入っていくって展開が多く、後半はなかば壊れたみたいにすごいエスカレートしていくんで、ページめくっていくたびテンションあがってきます。体長悪いと、胃にきます。好きなんですけどね。

(ちなみに、このマンガ、絶版らしい。ほんと?)