平野啓一郎 平成14年新潮文庫版
どうでもいいことですが。
先日、真偽のほどはよくわからないけど、ある陸上選手が両性具有ぢゃないかなんて報道があって、両性具有っつったら思いだしたのが、この本。両性具有者(アンドロギユノス)が出てきます。
平成11年かな、芥川賞を当時最年少で受賞したってことで書店に並んでたときは、うまいというウワサは聞いてたんだけど、なんだか読みにくそうだなーってだけで手に取ることがありませんでした。
その後、文庫が出たときに、初めて読んでみました。が、かなり面白かったです。
読みにくそうだなっていうのは、ちょっと古風な、そう明治時代っぽい書きぶりを使っているからで、冒頭から出てくる地名とかにしたって、巴黎(パリ)とか仏稜(フィレンツェ)とか里昂(リヨン)とか亜力伯(アルプス)とか亜歴撒的里亜(アレキサンドリア)とか、ルビないと読めないものばっかりだったりします。
「蒼穹には燦爛と虹が赫いていた」なんて、「空」とか「輝いていた」とかって書かないの。
でも、まあ読みだしたら、勢いついて立ち止まることなく読めます。

どうでもいいことですが。
先日、真偽のほどはよくわからないけど、ある陸上選手が両性具有ぢゃないかなんて報道があって、両性具有っつったら思いだしたのが、この本。両性具有者(アンドロギユノス)が出てきます。
平成11年かな、芥川賞を当時最年少で受賞したってことで書店に並んでたときは、うまいというウワサは聞いてたんだけど、なんだか読みにくそうだなーってだけで手に取ることがありませんでした。
その後、文庫が出たときに、初めて読んでみました。が、かなり面白かったです。
読みにくそうだなっていうのは、ちょっと古風な、そう明治時代っぽい書きぶりを使っているからで、冒頭から出てくる地名とかにしたって、巴黎(パリ)とか仏稜(フィレンツェ)とか里昂(リヨン)とか亜力伯(アルプス)とか亜歴撒的里亜(アレキサンドリア)とか、ルビないと読めないものばっかりだったりします。
「蒼穹には燦爛と虹が赫いていた」なんて、「空」とか「輝いていた」とかって書かないの。
でも、まあ読みだしたら、勢いついて立ち止まることなく読めます。
