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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

いよいよ明日試合。(きょうも練習)

2010-06-07 19:38:59 | 馬が好き
この一カ月、目標にしてきた、試合がいよいよ明日あさって、行われます。

今朝7時、出場する馬たちは出発。
ナモンゼウス、エアサンタムール、フラヴォン、コンキスター。

↑私の愛馬、“サンタ”ことエアサンタムール。

私は往生際悪く(?)、きょうの午前中も練習。
きのうも、朝、少年団の練習が始まる前の隙を突いて、ナモンゼウスで練習した。
きのうは、障害ぢゃなくて、馬場の練習。
いまさら基本的な技術はどうしようもないので、ちょっとした心構えだけチェック
入場する前は巻乗りして、真っ直ぐ入る体勢が整ってから、元気良い速歩で入る。
敬礼の前は、完全に停止する、不動を確実に。1・2・3くらいたってから礼、また1・2・3手綱もちかえて、出る。決して雑にしない。
蛇乗り3彎曲は、1個目を小さくして、2個目3個目をゆったりまわる。
その他の運動もそうだけど、ポイントを通過するとき、辺に接すること。
2m前から曲がり始めると、馬のアタマが曲がって、人がポイントに接する。
などなど。

もう、自分として、だいたい気をつけるとこは、わかったような気がする。
障害は跳んだあと、馬場は中間速歩・駈歩とかにしたあと、詰めるときに、拳を強くしたり腕に力いれて引っ張ってはいけない。課題はそこだろう
3週間かけて、これから修正すべきことが、ようやく見えてきただけ
ここからもう何週間か練習すべきなんだけど。

で、きょうは、最近来たばっかりのウィスパーIIに騎乗。

ウィスパーIIは、品種がBWP、父OMAR・母MAGGY、1999年5月8日生まれの11歳、黒鹿毛。
なんといっても、ベルギー産である。
乗馬といったら、やっぱベルギー産、最高
たぶん日本国内では、乗馬っていうと、元競走馬の第二の人生みたいな感じがあるかもしれないけど、乗るならやっぱヨーロッパの乗馬ウマですよ、ほんと。
背中、キ甲のとこが、ボコンと出てるせいか、鞍傷に気をつけてパッド二重に装着して鞍をつける。

「顔が右に向きやすく、左に行くかもしれないから気をつけて」と言われていたんで、注意しながら常歩、速歩。
左右ですこし乗った感じがちがう、右手前の速歩は、駈歩がでるんぢゃないかってくらい、フワッと浮くような気がする。
駈歩すると、気持ちいいなぁ、伸ばしたり詰めたりの反応もいいし。
ムチは一応もって乗ったけど、見かけより重くない。いや、全然重くない。
(あいかわらず拍車なんかしない私。明日からの試合では「拍車は正装」と言われて、つける予定。使えないんだよ、普段つけてないもの、つけても…。まちがって馬体傷つけたらどうしよう?)

ぢゃ、馬場のチェックしますかと。
中間速歩にして、また尋常速歩にするとことか。
中間速歩は、出してるつもりでも、「もっと! もーっと!」と言われる、座ってられないくらい、前に出してって、やっとOK。
中間にする前に、脚をつかって詰めて、ポイントからグンと出す。
尋常にするとこの前で、やっぱ準備して、詰める。
詰めるとき腕力を使うんぢゃなくて、身体を少し後ろにして、おへそをだすように腰を張る。それだけで歩様は変わる。それ、そこをマスターしたいんですよ
詰めたあと、また前に出す。ここ大事。
どこかで前に出さないと、元気ないまま次に移ることになってしまう。
引っ張りっぱなしになりがちな私が特に気をつけるべきところ。
詰めたな、ってのが見えれば、それでよし、あとは動かしていく。
そのあと駈歩の詰め伸ばし。
駈歩の輪乗りの最中に、前傾したり、拳が離れたりしないように。全般的に、開いたあとの拳を戻すのが遅い
ひととおりやって、いろいろ指摘されて。うーん、あとは、馬次第だな(騎乗馬は抽選)

ぢゃあ、障害やりますか、って。
障害跳ぶの?この馬? 「飛びますよー」って、まだ誰かが飛んでんの見たことない
速歩でクロス、飛ぶ、飛ぶ、危なげがない。
これはいいかも ちょっと右回転が外にふくれちゃうけど。
駈歩で、垂直。飛ぶ、飛ぶ。少しくらい踏み切り合わなくても大丈夫なくらい、飛ぶ。
「拳の位置に気をつけろ」と言われる。「回転するとき内側に開いた拳を前方に下げるな」 たしかに、下がってる、馬場の運動してるときから、そう。使うとき下がって、左右の拳の位置が全然段違いになる。
拳をそろえる、まっすぐ向ける、直前でちょっと脚で合図してみる。飛ぶ
「あした何センチ出るんでしたっけ?」「80センチです」「ぢゃあ90センチにしときましょう」 飛ぶ
「あしたオクサーありますか?」「あります」たしか半分はオクサーさ、オクサーきらい・苦手。
オクサーに向けて、助走、ジャンプ。力強く飛ぶ、こわくない
前90センチ、うしろ95センチ、幅100センチのオクサーを何度か飛ぶ。楽しい
もうここまで来て、理屈ぢゃないんで、楽しく乗れたら、それで最終の練習としては、最高のイメージ
本番は、馬が、障害の前に連れていけさえすれば飛ぶエアサンタムールだから、飛ぶのは何の心配もないんだけど、なんせハンターシートで、飛越姿勢を採点されちゃうとこが不安
「なら、よけい拳に気をつけるよーに!」 はーい
障害を飛んだあとも、「起こしたり詰めたりするときに、拳と腕を固くして引っ張ってしまう」というと、「いちばん簡単な対処法は、目線。目線を下に落としてはダメ」
そう、次の障害を見るだけで、自然と体は起きてくるんだけど、わかっちゃいるんだけど、できない。
普通のリズムで経路をぐるっと回れれば、たぶん問題ない。
だって今回は馬(エアサンタムール)がいいから。問題は、一回なにかリズムを崩したあとそこで人間が冷静に立ち直れるかだ
一瞬で戻ろうとするんぢゃなくて(そんなことできない。シロウトはそこで判断ミスする。)、すわって、腰はって、1・2・3とゆっくり直す。

練習後は、リンゴやる。けっこう好きみたいだうまそうに食う馬は、かわいい。

それにしても、何か立ち方がヘン 
前脚を前に、後ろ脚は後ろに伸ばすようにして立ってる。よく立ってられるなって形。どっか痛いのかな?
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馬、優先主義

2010-06-07 18:46:30 | 読んだ本
岡部幸雄 1991年 ミデアム出版社
競馬つながりで。
サンケイスポーツに週イチ連載されてたコラムの平成元年1月から平成3年6月までをまとめた本。
いまでこそ、スポーツ紙は、獲り合うかのように騎手のコラムを掲載するけど、当時はそんなに数なかったと思う。
そのなかで、このコラムは、特筆すべきものであったんぢゃないかと思う。
なんせ、「馬、優先主義」ですから。
この本のなかにも「馬のスランプについて」なんて章があって、スプリングステークスを快勝したマティリアル(知らないひとはビデオを観よう)が、その後2年間勝てずにいるのは、体調が下降線にあったダービーでの惨敗によって、「精神的ショックがいまだに尾を引いているのだろう」と書いている。
いまだと、このくらいのこと、知ったかして書くひといるかもしれないけど、当時は他にいなかったと思う。
岡部ファンだった私が、単行本化されたとき即買ったのは当然のことでした。
ちなみに「岡部ファン」を公言すると、けっこう微妙なリアクションが周囲ではあったもんです。馬優先主義をはじめとして、肯定する人としない人に分かれてたような。

いま、「あとがき」を改めて読むと、>競馬ブームは、我々ホースマンにとって非常にうれしいことで、(略)その一方でボクは、ファンは本当に競馬を楽しんでくれているのだろうかという疑問を持つようにもなった。(略)競馬は理解しにくい面がたくさんあるのではないか。日本ではほとんどの人が馬に接するチャンスを持たないからである。 なんて、ある。
同感。ナマイキだけど、同感としか言いようがない。
みんな、乗ってみればいいのに、と思う。心底、思う。
乗ってみて、難しいとか易しいぢゃなくて、馬がひとを乗せてくれるってことがどんなに素晴らしいか体感して、できれば馬が一頭一頭どんだけ違うかってことがわかれば、もっともっといろんなことが見えてくるのに、って思う。

競馬ファンであり、若いころ、岡部騎手を畏敬の念を抱いて見てきた、私。
いま縁あって、岡部さんと一緒に乗馬なんかできる幸せな場所にいる。
あしたから二日間の日程で馬術大会。この4週間、自分史上いちばん練習して追い込んできたけど、ここまで来たら、あとは楽しく乗りたい。勝ち負けに固執するんぢゃなくて、馬といっしょに楽しく走ってこよう。
自分に言おう、「Take it easy!」
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